日本誠真会を巡る情勢が風雲急を告げています。党の代表である吉野敏明氏が、自身に向けられた疑惑に対し、日本誠真会が虚偽告訴罪で反訴した背景と経緯が大きな注目を集めています。今回の事態は、かつての右腕であった弁護士側からの医師法違反の告発に端を発したものであり、吉野敏明氏による異例의反撃と刑事告訴は支持者の間でも大きな波紋を呼んでいます。
吉野氏は公式サイトや会見を通じて、医師法違反の指摘に対する全面否定の声明を出しており、南出弁護士と患者A氏を相手取った法的措置に踏み切りました。12月19日の記者会見で明かされた党のスタンスは、組織の結束を強調する一方で、司法の場での全面対決を辞さないという強い意志が示されています。
裁判では、歯科医師の問診が争点となる法的な境界線が厳しく問われることになります。そこには、現代医療への不信感と初診時に生じた判断の背景も深く関わっているようです。日本誠真会と虚偽告訴罪での反訴を巡る泥沼の争いは激化の一途を辿っており、南出氏側が準備する12月24日第2弾告発の動向からも目が離せません。さらに、事態は集団訴訟への発展と新たな告発人の存在を示唆する局面を迎えており、週刊誌フライデーも注目するお家騒動の裏側が次々と明るみに出ています。
論点の一つである自由診療と医師法第17条を巡る解釈の相違は、今後の日本の医療制度にも影響を与えかねない重要な課題です。また、吉野氏の4毒抜き理論と支持者の複雑な反応、さらには原口一博議員が語る吉野敏明氏への支持と医療の闇といった多角的な視点が入り乱れています。誠真会の今後と収支報告を巡る不透明な運営についても厳しい目が向けられる中、この記事では一連の騒動の核心を詳しく解説します。
この記事のポイント
- 吉野敏明氏が疑惑を事実無根とし名誉を守るため虚偽告訴罪で反撃に出た背景
- 歯科医師が内科的疾患の問診を行うことが医師法第17条に抵触するか否かの争点
- 南出弁護士や元患者側が準備する追加告発や集団訴訟への発展を巡る対立の構図
- 既存の医療制度への不信感や個人的な信頼関係が招いた初診時の状況と判断の真相
日本誠真会が虚偽告訴罪で反訴した背景と経緯

吉野敏明氏による異例の反撃と刑事告訴
日本誠真会の代表である吉野敏明氏が、自身に向けられた疑惑に対して法的な手段で対抗するという強い姿勢を示しました。これは、政治団体のトップが自らの潔白を証明するために、司法の場で決着をつけることを選択した異例の事態と言えます。これまで吉野氏は、SNSや動画配信を通じて自身の健康理論や政治理念を広く伝えてきましたが、今回は言論による反論だけでは不十分だと判断したようです。
事の発端は、かつて吉野氏の右腕として活動していた弁護士らから医師法違反の疑いをかけられたことにあります。これに対し、吉野氏は相手側の訴えが事実無根であると主張し、逆に虚偽告訴罪で東京地方検察庁に国訴状を提出しました。自らが法的に裁かれるのを待つのではなく、先んじて相手の非を問う形での反論は、支持者の間でも大きな衝撃を持って受け止められています。
このような法廷闘争は、真実を明らかにする一方で、組織の分裂を決定づけるという大きなデメリットを抱えています。裁判には多大な時間と費用が必要であり、本来の政治活動に割くべきエネルギーが削がれてしまうことは避けられません。それでもなお吉野氏が刑事告訴という厳しい手段を選んだのは、自身の名誉だけでなく、日本誠真会という組織の信頼性を守るためには避けて通れない道だと確信したからでしょう。
医師法違反の指摘に対する全面否定の声明
吉野敏明氏は、自身が行ってきた医療行為や助言が医師法に違反しているという指摘を完全に否定しています。具体的には、歯科医師の免許しか持っていないにもかかわらず、内科領域の診察や判断を行ったのではないかという疑惑に対し、一貫して法令を遵守していると表明しました。公式サイトやSNSを通じて発信されたメッセージには、自身の正当性を訴える強い言葉が並んでいます。
この問題の焦点は、吉野氏が提唱する「四毒抜き」などの健康理論が、単なる生活習慣のアドバイスなのか、それとも医学的な診断に基づく治療なのかという点にあります。吉野氏は、自身が伝えている情報はあくまで健康増進のための知識提供であり、法に抵触するような医業を行った事実は一切ないという立場を崩していません。しかし、一部の元幹部や患者からは、診察室での対応が歯科医師の職域を超えていたとする声が上がっており、双方の主張は平行線を辿っています。
もちろん、健康についてのアドバイスを受ける側にとっては、それが専門的な裏付けに基づいたものであることを期待するのは当然のことです。一方で、医療法規は資格による業務範囲を厳格に定めているため、たとえ善意であっても越権行為とみなされれば法的な責任を問われます。吉野氏は、こうした専門的な議論が感情的な批判にすり替えられることを危惧しており、公式声明を通じて「真実は法的手続きの中でこそ明らかにされるべきだ」と訴えています。
南出弁護士と患者A氏を相手取った法的措置
吉野敏明氏が法的な対抗措置を講じた相手は、かつての同志であった南出弁護士と、エルディアクリニックの元患者であるA氏の二名です。この両名は、吉野氏が心臓疾患の患者に対して不適切な問診を行い、医師法に抵触したとして刑事告発を行いました。これに対し、吉野氏側は両名の主張が「虚偽の事実に基づいている」として、虚偽告訴罪での刑事告訴に踏み切っています。
患者A氏は、千葉県の病院での治療トラブルをきっかけに吉野氏に相談を持ちかけた人物であり、吉野氏は当初、彼のために南出弁護士を紹介するなど親身な対応を見せていました。ところが、A氏がエルディアクリニックを受診した際の対応を巡り、信頼関係は一転して崩壊することになります。A氏は、心臓の画像データを持参した自分に対し、吉野氏が内科医の同席なしに詳しい問診を行ったことが違法であると主張し始めました。
ここで問題となるのは、かつての協力者がなぜこれほどまでに激しく対立するに至ったのかという経緯です。南出弁護士側は、吉野氏の運営体制や医療行為に看過できない問題があると感じたことが動機であると語っています。一方で、吉野氏側はこれを「個人的な恨みや組織の分断を目的とした攻撃」と捉えており、司法の場を通じて相手側の訴えがいかに根拠に欠けるものであるかを立証しようとしています。かつての絆が法廷での争いに変わってしまった現状は、多くの支持者にとって悲しむべき事態となっています。

12月19日の記者会見で明かされた党のスタンス
12月19日、吉野敏明氏は日本誠真会のトップとして、一連の騒動に関する党の公式見解を発表する会見を行いました。この席には、副代表であり妻でもある純子氏も同席し、夫婦揃って疑惑に立ち向かう姿勢を鮮明にしました。会見の主な内容は、外部で流布されている情報の否定と、組織を揺るがす動きに対する断固とした法的対応の表明です。
党としてのスタンスは非常に明確であり、一部の元幹部らによる告発を「党の転覆や代表の失脚を狙った卑劣な行為」として切り捨てています。吉野氏は、日本誠真会が掲げる「誠意・真実・敬い」という理念は微塵も揺らいでおらず、むしろこうした困難こそが党の結束を強めると強調しました。支持者に対しては、不確かな情報に惑わされることなく、冷静に自分たちを信じてほしいと呼びかけています。
ただ、この会見を見た視聴者の反応は一様ではありません。吉野氏の堂々とした態度に安心感を覚えるファンがいる一方で、具体的な疑惑に対する説明が不十分であると感じ、不信感を募らせる層も存在します。特に、除名されたメンバーとの話し合いのプロセスが不透明である点や、組織内でのパワーバランスに疑問を持つ声も少なくありません。党を維持するためには力強いリーダーシップが必要ですが、同時に反対意見を持つ人々との対話や透明性の確保も、政治団体としての信頼を得るためには欠かせない要素だと言えるでしょう。
歯科医師の問診が争点となる法的な境界線
今回の裁判における最大の法的な争点は、歯科医師である吉野敏明氏が行った行為が、医師法第17条が禁じる「非医師による医業」に該当するかどうかという点に集約されます。本来、歯科医師の免許で認められているのは「歯科医業」であり、その範囲は口腔内、歯、および隣接組織の疾患に限られます。それ以外の全身に関わる診断や治療は、原則として医師免許を持つ者にしか許されていません。
ここで重要になるのが「保健指導」という概念です。歯科医師法には、歯科医師が患者に対して保健指導を行うことができると記されており、例えば「歯周病を治すことは糖尿病の改善に繋がる」といったアドバイスをすることは一般的に適法とみなされます。しかし、患者が持参した心臓の画像データを読み解き、それに基づいて具体的な内科的助言や薬の判断を行ったとすれば、それは「保健指導」の枠を超えた「医業」と判断されるリスクが高まります。
裁判では、診察室という密室でどのような言葉が交わされたのか、その具体性が厳しく問われることになります。A氏側は「心臓疾患の治療を期待して受診した」という目的を重視し、吉野氏側は「あくまで歯科治療に必要な範囲での問診だった」と主張するでしょう。現代の医療では、口と全身の繋がりが科学的に証明されつつあるため、この境界線は非常に曖昧になりやすいのが実情です。だからこそ、この裁判の行方は吉野氏個人の問題に留まらず、日本における歯科医師の業務範囲を再定義するような、医療界全体にとっても注視すべき重要なケースとなる可能性を秘めています。
現代医療への不信感と初診時に生じた判断の背景
四毒抜きという理論は、突き詰めれば「日本人は伝統的な和食に立ち返るべきである」という極めてシンプルな提唱です。本来、食事を整えることで体調が悪化することは考えにくいのですが、特定の疾患で薬を常用している場合は注意が必要になります。体調が整うに従い、薬の量を調整したり中止したりする判断が求められますが、これはあくまで主治医が判断すべき領域です。ただ、現代の医学教育において栄養学が十分に教えられていないという現状があり、医師自身が院内で菓子パンやカップラーメンを口にしている光景も珍しくありません。
このような医療現場の現状に対し、患者A氏が不信感を抱き、根本的な改善を求めて吉野氏のエルディアクリニックを訪れた心情は理解に難くありません。彼は内科医である舟木先生の診察を希望して受診したのかもしれませんが、結果として吉野氏ともう一人の歯科医師が同席する形での診察となりました。吉野氏が初診の場に立ち会った背景には、A氏が党員であったことや、自身が南出弁護士を紹介したという個人的な親密さがあったからではないかと推察されます。
吉野氏は「信頼関係があるからこそ、自分が直接力になりたい」という善意から初診の場に同席したと考えられます。ここで重要なのは、吉野氏自身は決して法的な境界線を踏み越えたとは考えておらず、あくまで歯科医師としての知見に基づいたアドバイスを行ったという認識である点です。主治医が食養生を理解していない場合に「四毒抜き」を中止させてしまうリスクがある中で、吉野氏は患者の健康を第一に考え、歯科領域の枠組みから最善を尽くそうとしたのでしょう。このように考えると、今回の騒動は単なる悪意のぶつかり合いではなく、医療の理想と現実のギャップが生んだ悲劇的な側面を孕んでいると言えるかもしれません。
日本誠真会と虚偽告訴罪での反訴を巡る泥沼の争い
南出氏側が準備する12月24日第2弾告発
南出弁護士をはじめとする告発者側は、12月24日のクリスマスイブという象徴的な日に、吉野敏明氏に対する第2弾の告発を予定しています。第1弾の告発では主に心臓疾患を抱える患者A氏への対応が医師法違反に当たると主張されましたが、次なる告発ではさらに具体的な証拠や新たな論点が示される見通しです。この動きは、吉野氏側が虚偽告訴罪で反訴したことに対する強力なカウンターアクションとしての意味合いを持っています。
告発の内容には、エルディアクリニックでの診療実態や、これまで公にされていなかった内部資料が含まれる可能性が高いと考えられます。南出弁護士は、単なる感情的な対立ではなく、法治国家における医療の在り方という大義名分を掲げており、その準備は極めて周到に進められてきました。もしここで決定的な証拠が提示されることになれば、吉野氏側が展開している「事実に反する情報」という反論は、法的に厳しい立場に追い込まれるかもしれません。
一方で、このような段階的な告発は、相手側に精神的なプレッシャーを与える戦術とも取れます。一気にすべてのカードを見せるのではなく、小出しにすることで世間の注目を維持し、吉野氏の反応を見ながら次の一手を打つという手法です。このため、24日の発表がどのような形で、どの程度の衝撃を伴って行われるのかに、支持者のみならず多くの傍観者も固唾を呑んで注目しています。いずれにしても、この日は日本誠真会のお家騒動が新たな局面へ突入する運命の分かれ道になるでしょう。
集団訴訟への発展と新たな告発人の存在
今回の騒動は、当初の告発者であるA氏一人の問題に留まらず、同様の不満や被害を訴える人々による集団訴訟へと発展する兆しを見せています。南出弁護士のもとには、吉野氏の診療方針や対応に疑問を感じていた複数の元患者や関係者から、相談や情報提供が相次いでいると伝えられています。これは、個人のトラブルという枠組みを超え、組織全体の医療体制や倫理観が問われる事態になったことを意味します。
新たな告発人の中には、高額な自由診療において期待した効果が得られなかったとする方や、説明内容に矛盾を感じていた方が含まれているようです。集団訴訟という形をとれば、一人一人の声は小さくとも、束になることで法的な証拠としての重みが増し、裁判所に与える影響も大きくなります。また、複数の証言が一致することで、吉野氏の診療行為が「個別の事例における行き過ぎ」ではなく、「組織的な慣習」であったと認定される可能性も出てきます。
ただし、集団訴訟への道は決して平坦なものではありません。参加する側にとっても、自身の病歴やプライバシーを法廷という公の場でさらすリスクがあり、精神的な負担は計り知れないからです。それでもなお立ち上がろうとする人々がいる事実は、この問題が単なる政治的な分断工作ではなく、切実な医療被害の訴えを含んでいる可能性を示唆しています。これから先、どれだけの人数が原告団に名を連ねるのかによって、事態の深刻さはより鮮明になっていくはずです。
週刊誌フライデーも注目するお家騒動の裏側
この騒動はYouTubeやSNSなどのネット界隈を飛び出し、大手週刊誌である「フライデー」などのメディアも注目するスキャンダルへと発展しました。週刊誌が追っているのは、法的な医師法違反の是非だけではなく、むしろ人間関係の愛憎劇や、政治団体としての資金の流れといった、よりドロドロとした裏側の部分です。華やかな演説で支持を集めた政治家が、裏でどのような対立を抱えていたのかという点に、大衆の興味が集まっています。
例えば、吉野氏と南出弁護士という、かつては最強のタッグと呼ばれた二人が、なぜここまで修復不可能なほど決裂してしまったのかという点です。フライデーのような媒体は、関係者への徹底した聞き取りを通じて、公式会見では語られない「生々しい声」を拾い上げようとしています。そこには、参政党時代からの遺恨や、新しい党を立ち上げる際の内紛、さらには夫婦関係を巡る内部の歪みなど、多角的な視点が含まれています。
メディアに報じられることのデメリットは、情報の断片化や過度な演出によって、真実がねじ曲げられて伝わる恐れがあることです。一方で、第三者のメディアが介入することで、当事者同士では隠蔽したかった事実が明るみに出るというメリットもあります。この記事が世に出ることにより、これまで吉野氏を盲目的に支持していた層が、冷静に状況を客観視し始めるきっかけになるかもしれません。多くの有権者は、この騒動が単なるゴシップで終わるのか、それとも政治の浄化に繋がるのかを注視しています。
自由診療と医師法第17条を巡る解釈の相違
本件の法的な核心部分は、自由診療という枠組みの中で医師法第17条がどこまで適用されるのかという点にあります。吉野氏は、自身が保険医療ではなく自費による自由診療を行っていることを強調し、その領域では通常の保険診療とは異なる柔軟なアプローチが許容されるべきだと主張しています。対して告発者側は、診療の形式が保険であろうと自由診療であろうと、医師免許を持たない者が医業を行うことを禁じた法律は絶対であると訴えています。
医師法第17条は、医師でなければ医業を行ってはならないと定めており、これに違反すると厳しい刑事罰が科されます。ここでいう「医業」とは、反復継続の意思を持って行われる診察や治療行為を指します。吉野氏は歯科医師として、歯の治療に関連して全身のアドバイスを行っているに過ぎないというロジックを立てていますが、これが「内科的診断」に踏み込んでいるとみなされるかどうかが、裁判の最大の山場となるでしょう。
もしかしたら、これまでの歯科業界では許容されていた範囲の言動であっても、政治家として注目を浴びたことで、より厳格な法解釈を突きつけられている側面もあるのかもしれません。もし司法が「歯科医師による全身疾患の問診は違法」という厳しい判断を下せば、吉野氏個人のキャリアのみならず、統合医療や自由診療を行う多くの歯科医師たちにも激震が走ることになります。このため、この解釈の相違を巡る争いは、今後の日本の医療制度そのものに大きな影響を及ぼす可能性を秘めているのです。
吉野氏の4毒抜き理論と支持者の複雑な反応
吉野敏明氏の政治活動と密接に結びついているのが、「小麦、植物油、乳製品、甘い物」を避けるべきとする「4毒抜き」の健康理論です。この理論は、現代社会における食の乱れを鋭く指摘し、多くの支持者が実際に体調の改善を実感していることから、日本誠真会の結束を支える精神的支柱となってきました。しかし、今回の一連の騒動を受け、支持者の間ではこれまでにない複雑な反応が広がっています。
一方では、「吉野氏の健康理論に救われたという実感があり、今回の訴訟は活動を快く思わない勢力による妨害だ」と捉える根強い支持者がいます。彼らにとって吉野氏は救世主のような存在であり、私生活や法的トラブルは二の次であるという考え方です。ところが一方で、理論そのものには共感しつつも、組織運営の不透明さや、法的な疑惑に対して正面から答えない姿勢に落胆し、距離を置き始める支持者も少なくありません。
特に、4毒抜きの指導過程で過剰な治療が行われていたのではないかという疑惑は、支持者の心に暗い影を落としています。「食を正す」という高潔な理念が、実は集金のためのツールになっていたのではないかという懸念です。このように、理論への信頼とリーダーの人間性への疑念の間で揺れ動く支持者たちの姿は、現代のカリスマ型政治組織が抱える危うさを象徴しています。信じる心は尊いものですが、それが盲信に変わったとき、冷静な判断ができなくなるリスクを誰もが孕んでいるのです。
原口一博議員が語る吉野敏明氏への支持と医療の闇
原口一博議員は、自身のライブ配信を通じて、吉野敏明氏を「命の恩人」と呼び、絶大な信頼を寄せていることを公表しました。原口議員はかつて癌を患った際、吉野氏から多大な助言を受け、その経験を共著として出版した経緯があります。歯科医師という枠を超えた吉野氏の広範な医療知識を高く評価しており、現在の日本誠真会を取り巻くトラブルについても、吉野氏を擁護する立場を明確にしています。原口議員の視点によれば、吉野氏の一流の知性は、単なる肩書きや学歴で測れるものではなく、実際に命を救われた者としての確信に基づいています。
また、原口議員は現在の日本の医療システムそのものが既得権益によって「がんじがらめ」になっていると鋭く批判しています。医師法違反が議論の的となっていますが、本来注目すべきは、現行の法制度が国民の命を真に守れているのかという点です。例えば、混合診療が認められないために、既存の治療の枠から外れた有効な代替療法を受けられず、救えるはずの命が失われている現状を危惧しています。吉野氏が批判にさらされている現状は、こうした古いシステムを守ろうとする側からの攻撃であるとも捉えており、法そのものの在り方を問い直すべきだと訴えました。
さらに、原口議員は世界保健機関(WHO)や世界銀行が推進するユニバーサル・ヘルスカバレッジ(UHC)についても、グローバリズムによる「全体主義」的な管理ツールに変貌していると警鐘を鳴らしています。歴史的な背景を紐解きながら、伝統や家族の絆を破壊する思想の押し付けに抗う必要性を説き、吉野氏のような柔軟な知性こそが今の日本に必要であると語りました。このように、外部の政治家からも強力な支持が得られている事実は、今回のお家騒動を「単なる医師法違反の是非」という枠組みから、より大きな「医療利権との戦い」という文脈へと押し広げています。

誠真会の今後と収支報告を巡る不透明な運営
日本誠真会が今後、政治団体として存続できるかどうかは、法的な決着だけでなく、金銭面の透明性を証明できるかにかかっています。これまで多くの支持者が、日本の未来を良くしたいという純粋な想いから寄付金やボランティア活動を捧げてきました。しかし、その貴重な資金がどのように管理され、何に使われたのかを詳しく説明する収支報告がなされていないという批判が、党の内外から噴出しています。
本来、政治団体は透明性の高い運営が求められるものであり、特に「真実」を理念に掲げるのであれば、一円単位での明確な説明が不可欠です。それからというもの、寄付をした人々の中には、「自分たちのお金が裁判費用や私的な活動に消えているのではないか」という疑念を抱く人が増え始めました。もし収支報告書の提出が遅れたり、内容に不備があったりすれば、それは単なる事務的なミスではなく、政治家としての資質そのものを問われる致命傷になりかねません。
ここから、日本誠真会が再生するためには、吉野氏一人のカリスマ性に頼るのではなく、民主的な組織運営と厳格な監査体制を構築することが急務となります。たとえ裁判で勝利したとしても、失われた信頼を回復するのは容易なことではありません。今でもそうですが、政治の改革を訴える側こそが、最もクリーンでなければならないという厳しい現実に直面しています。騒動の結末がどのような形であれ、この「お金」の問題を避けて通ることは、誠真会という船が再び進み出すための最大の障害となるでしょう。
日本誠真会が虚偽告訴罪で反訴した真相と一連の騒動のまとめ
- 吉野敏明氏が疑惑を事実無根とし名誉と信頼を守るため刑事告訴という強硬手段を選択
- 医師法違反の指摘を全面否定し法令遵守の立場を公式サイトやSNSで一貫して表明
- 南出弁護士と元患者A氏の主張に対し虚偽告訴罪での国訴状を東京地検に提出
- 12月19日の記者会見にて執行部が結束し不当な攻撃に屈しない党のスタンスを明言
- 歯科医師による全身疾患への問診が医師法第17条の禁止する医業に当たるかが最大の焦点
- 厚生労働省が定める保健指導の範囲と実際の診療行為との法的境界線が争点
- 現代の医学教育における栄養学の欠如が患者の既存医療への不信感を生んだ背景
- 吉野氏とA氏の間に個人的な信頼関係があったために生じた初診時の特殊な対応
- 吉野氏はあくまで歯科医師としての知見に基づく助言であり適法であったとの認識
- 南出氏側は対抗措置として12月24日のクリスマスイブに第2弾の告発を予定
- 同様の不満を抱える複数の元患者らによる集団訴訟へと発展する可能性が浮上
- 自由診療における歯科医師の業務範囲の解釈は今後の医療界全体に影響する重要課題
- 原口一博議員が吉野氏を命の恩人と呼び既得権益との戦いであるとして全面支持
- 日本誠真会の存続には裁判の行方とともに不透明な収支報告の是正が不可欠
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