アームレスリング近藤忠流体軸を整える足回しで筋力アップ!

レジェンドアームレスラー近藤忠超人メソッド

アームレスリング王者近藤忠氏の強さの秘密は、一体どこにあるのでしょうか。多くの人が筋トレと聞いてイメージする高重量や長時間とは一線を画す「超人メソッド」に、その答えがあります。
このメソッドの核となるのが、体軸を作るトレーニング「足回し」です。なぜ体軸が重要なのか、その理由は現代人が抱える問題と深く関係しています。
スマホやPCの長時間使用により、現代人は呼吸が浅い、その理由とは?本来の3分の1になった呼吸では生活は破綻すると言っても過言ではありません。
近藤氏が提唱する超人メソッドは、大腰筋、大内転筋、横隔膜という三大筋を鍛えることで、失われた体軸を取り戻します。
その驚異的な効果は、小田真嘉氏の驚異の肉体変化が証明しています。週1回30分の筋トレでベンチプレス175㎏を達成し、体重77㎏から54㎏、体脂肪7.5%へという劇的な変化を遂げました。
近藤忠氏はビーガンなのに筋肉ムキムキという常識外れの肉体を持ちます。マッスル北村氏も腕相撲にこだわっていたという歴史的背景にも触れながら本質的な強さの源を追求していきます。
彼の哲学は、近藤氏のジムとヴィーガンスイーツ店「premium SOW」で体験することができます。この記事では、アームレスリング王者近藤忠の足回しメソッドの全貌を解き明かしていきます。

この記事のポイント

  • 近藤忠氏の「超人メソッド」が、短時間で効果を出すトレーニング法であること
  • 表面的な力ではなく、体の深層部にある三大筋が体軸を作る上で重要であること
  • その体軸を整えるための具体的なトレーニングが「足回し」であること
  • 実践者である小田真嘉氏の、劇的な肉体変化という具体的な成果
目次

アームレスリング王者近藤忠の体軸調整足回し

著:小田 真嘉, 著:竹内 睦泰, 著:羽賀 ヒカル
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レジェンドアームレスラー近藤忠「超人メソッド」の秘密

多くの人が筋トレと聞いて想像するのは、週に何回もジムに通い、長時間トレーニングに励む姿ではないでしょうか。しかし、レジェンドアームレスラー近藤忠氏の提唱する「超人メソッド」は、常識を覆すトレーニング法です。
このメソッドは、週にたった1回、実質30分という短時間で絶大な効果を発揮することにあります。小田真嘉氏の体験談がこれを裏付けており、彼は週1回のトレーニングで、体重が77kgから54kgまで減少(現在は60㎏)し、体脂肪率は7.5%という驚異的な数値を記録しました。さらに、ベンチプレスでは自己ベストの175kgを4回挙げるなど、筋力も飛躍的に向上しています。この驚くべき変化の秘密は、表面的な筋肉ではなく、体の深層部にある三大筋(大腰筋、大内転筋、横隔膜)を徹底的に鍛えることにあります。これにより、体の軸が整い、パフォーマンスが向上するだけでなく、見た目も若々しく変わっていくのです。このメソッドは、闇雲に筋肉を大きくするのではなく、体の機能そのものを覚醒させることを目的としています。

現代人は呼吸が浅い、その理由は?

現代人の生活様式は、知らず知らずのうちに私たちの体に大きな影響を与えています。特に顕著なのが「呼吸が浅くなる」という現象です。この原因は、スマートフォンやPCの長時間使用による前傾姿勢、そして車や電車に頼ることで歩かなくなり、座りっぱなしの生活が増えたことにあります。さらに、1日3食きっちり食べる習慣によって、内臓が常に食べ物で満たされ、重力で下に引っ張られます。これにより骨盤が開き、呼吸に重要な役割を果たす横隔膜が下に引っ張られてしまうのです。本来、横隔膜は上下に3cmほど動くことで深い呼吸を促しますが、姿勢の悪化や内臓の圧迫により、その動きはわずか1cm程度になってしまいます。その結果、呼吸が浅くなり、酸素の取り込み量が極端に減少してしまうのです。この状態が慢性的に続くと、体全体のパフォーマンスが低下し、様々な不調を引き起こす原因となります。

呼吸が3分の1では生活は破綻する

呼吸が浅くなることは、単なる体調不良にとどまらず、私たちの生活全体に深刻な影響を及ぼします。呼吸が3分の1になるという状態は、例えるなら収入が3分の1になることと同じです。生活が破綻するように、生命体としての機能も危機的な状況に陥ります。呼吸が浅い状態が続くと、まず現れるのが老化の加速です。細胞への酸素供給が不足するため、新陳代謝が滞り、肌のハリが失われ、疲れやすくなります。次に体力の低下です。筋肉や臓器が十分に機能できなくなり、少しの運動でも息が上がったり、体が重く感じたりします。また、浅い呼吸は姿勢の悪化や体型の崩れを招き、パフォーマンスの低下にもつながります。そして最終的には、体が病気がちになってしまうのです。どんなに健康的な食事やサプリメントを摂取していても、呼吸という生命の根源的な部分が乱れていては、その効果は十分に発揮されません。そのため、呼吸を深くする習慣を取り戻すことが、健康な体を取り戻すための最初のステップとなるのです。

大腰筋、大内転筋、横隔膜という三大筋

大腰筋、大内転筋、横隔膜という三大筋

私たちの体には、健康的な生活を支える上で特に重要な役割を担う三大筋が存在します。それが大腰筋、大内転筋、そして横隔膜です。これらは体の深層部にあり、日常生活で意識的に使われることが少ないため、現代人の多くが衰えさせてしまっている筋肉です。まず、大腰筋は、上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉で、姿勢を維持したり、脚を前に振り出す動作に不可欠です。次に、太ももの内側にある大内転筋は、骨盤を安定させ、正しい歩行をサポートします。そして、横隔膜は呼吸器系の要であり、横隔膜が正常に動くことで、深い呼吸が可能になります。これら三大筋が弱ると、姿勢が悪くなり、体型が崩れ、太りやすくなるだけでなく、体のパフォーマンス全体が低下し、老化が加速します。昔の日本人は、和式トイレを使ったり、床に座ったりする生活様式の中で、自然とこれらの筋肉を鍛えていました。しかし、現代の生活ではその機会がほとんどないため、意識的に鍛えることが非常に重要となります。

三大筋が体軸をつくる理由とは?

大腰筋、大内転筋、横隔膜という三大筋がなぜ「体軸」をつくる上で重要なのか。それは、これらが連動して働くことで、体の中心にブレない軸が生まれるからです。この中心軸は、単なる筋力だけでなく、体のバランス、安定性、そして深い呼吸を司る重要な要素です。三大筋をしっかり使えるようになると、体が常に中心で安定し、無駄な力を使わずに効率的に動けるようになります。これにより、瞬発力、持久力、柔軟性といった身体能力が格段に向上するのです。小田真嘉氏が体重60kgで175kgのベンチプレスを挙げられるのも、この体軸がしっかりしているからこそです。外側の大きな筋肉に頼るのではなく、体の深い部分にあるインナーマッスルが使えることで、本来持っている潜在的な力を最大限に引き出せます。この体軸がしっかりしていると、姿勢も自然とよくなり、背骨の間隔が広がります。背骨の柔軟性はパフォーマンスに直結するため、若々しい体と高い身体能力を維持できるのです。

アームレスリング近藤忠氏に学ぶ、体軸を整える足回し

体軸を作るトレーニング「足回し」

超人メソッドの基本となるのが、「足回し」というシンプルなトレーニングです。これは、バランスボールの上でスクワットをするような危険で難しいことではなく、誰でも手軽に始められるエクササイズです。やり方は非常に簡単で、まず床に座り、足の裏を合わせた状態で両手を後ろについて体を支えます。その状態から、足裏をつけたまま、内側に大きくゆっくりと回します。この動作は、普段使わない大腰筋や大内転筋、そして股関節を同時に刺激し、三大筋の連動性を高める効果があります。慣れていないうちは、体が左右にブレたり、股関節に痛みを感じることがあるかもしれません。焦らずに、まずはゆっくり丁寧に、できる範囲で行うことが大切です。慣れてきたら、少しずつ回数を増やし、手を使わずに回せるように挑戦してみましょう。この足回しを続けることで、体の深い部分にある筋肉が目覚め、ブレない体軸が形成されていきます。多くの人がこの足回しで体質改善やパフォーマンス向上を実感しており、朝起きてすぐベッドの上で行うなど、生活の一部にすることで、その効果はさらに高まります。

手つき足回し 近藤忠
手無し足回し 近藤忠

小田真嘉氏の驚異の肉体変化

筋トレを続けても、なかなか結果が出ずに挫折した経験がある人もいるかもしれません。しかし、リミットブレイカー小田真嘉氏の肉体の変化は、そのような悩みを吹き飛ばすほど驚異的です。彼は20代の頃に厳しい訓練を積んだ防衛大学時代よりも、46歳になった現在の肉体の方がはるかに優れていると語っています。3年前の体型は、運動不足も相まって、いわゆる「おっさん体型」に近づいていました。しかし、アームレスリングの世界王者、近藤忠氏との出会いをきっかけに、わずか週に1回、30分程度のトレーニングを実践するだけで、その体は劇的に変わったのです。単に見た目が若返っただけでなく、スタミナ、パワー、スピード、柔軟性、瞬発力、対応力といった全ての身体能力が、21歳の頃をはるかに上回るピークを迎えているのです。この変化は、誰にでもできるトレーニングで、年齢に関係なく体のパフォーマンスを向上させられることを証明しています。

週1回30分の筋トレでスミスマシンベンチプレス175㎏!

「筋トレは毎日長時間やるもの」という固定観念を、小田真嘉氏は見事に覆しました。彼のトレーニングは、週にたった1回、しかも実質30分しか行っていません。その短い時間の中で、彼は驚異的なベンチプレス(スミスマシン)の記録を達成しています。体重60kgの小田氏が挙げたのは、なんと175kg。これは彼の体重の約3倍にあたります。さらに、175kgを4回挙げた直後、休憩を挟まずに145kgを20回も挙げたといいます。通常、自分の体重の2倍が限界と言われる中で、この記録は常識では考えられません。この驚くべき成果の秘密は、表面的なアウターマッスルを鍛えるのではなく、体の深層部にある「深い筋肉」を鍛え、体の中心軸を安定させる「超人メソッド」にあります。深い筋肉が使えるようになると、無駄な力を一切使わずに、本来の力を最大限に発揮できるようになるため、このような非常識なパフォーマンスが可能になるようです。

近藤メソッドで体重77㎏から54㎏、体脂肪7.5%へ

小田真嘉氏の肉体的な変化は、単なる筋力向上に留まりません。わずか週1回の30分間のトレーニングで、彼の体重はピーク時の77kgから54kgまで、なんと20kg以上も減少しました。(現在は60kg)そして、体脂肪率は驚異の7.5%というアスリート並みの数値を記録しています。この変化は、ただ痩せただけではなく、体の中身が根本から変わったことを意味します。食事制限は1日1食を基本としていますが、過度な制限ではなく、体のパフォーマンスを維持しながら健康的に体重を落としているのです。この成功は、食事や運動量を増やさなくても、体の三大筋を鍛えることで、体質そのものを変えられることを証明しています。体軸が整うことで、代謝が向上し、脂肪が燃焼しやすい体になり、さらに心身のバランスが取れるようになるため、リバウンドしにくい体を手に入れることができるのです。

近藤忠はビーガンなのに筋肉ムキムキ

一般的に、筋肉を増やすためには動物性タンパク質が不可欠だと考えられています。しかし、アームレスリングの世界大会で2位に輝いた近藤忠氏は、この常識を覆しています。彼はビーガン(完全菜食主義者)でありながら、驚くほどの筋肉を維持し、強力なパフォーマンスを発揮しています。

さらに驚くべきは、近藤氏のトレーニング方法です。筋肥大には高重量を扱わなければならないという「ナチュラル」の定説がある一方で、彼のトレーニング動画を見ると、必ずしも超高重量だけを扱うわけではありません。この事実は、私たちが信じてきた「高重量=筋肥大」という概念そのものに疑問を投げかけます。
また、プロテインパウダーはステロイドユーザーにこそ必要だと言われることがありますが、ナチュラルだと思われる近藤氏は日々の食事に豆を主原料とするピーガンプロテインを積極的に取り入れています。

彼は肉を食べていた頃、疲労回復が遅く、気分が攻撃的だったと語っていますが、植物性の食事に切り替えてからは回復力が格段に速くなり、精神的にも穏やかになったそうです。食事とトレーニングの両面で、常識にとらわれない近藤氏の実践は、私たちが持つ固定観念が間違っているのかもしれない、と思わせる説得力に満ちています。

マッスル北村も腕相撲日本一にこだわっていた

日本のボディビルの歴史に名を刻むマッスル北村氏。彼が生きていた時代、ボディビルダーは「見掛け倒し」「ナルシスト」などと揶揄されることが少なくありませんでした。そんなイメージを払拭するため、北村氏は実践的な強さを追求し、腕相撲のチャンピオンになることにこだわっていました。彼は、単なる筋肉の大きさだけでなく、実際のパワーと機能性を兼ね備えた筋肉こそが重要だと考えていたのです。誰に対しても謙虚で優しい人柄だった北村氏のこの考え方は、YouTubeで拝見する限り、同じように謙虚で優しい人柄が伝わってくる近藤忠氏の「超人メソッド」にも通じるものがあります。

しかし、北村氏の時代に近藤氏の「超人メソッド」のような体系的なトレーニング理論があったわけではありません。筆者も若い頃、柔道と筋トレをしていましたが、腕相撲の弱さに悩んで北村氏に相談した際、「二頭筋で引っ張るのではなく、三頭筋で押すイメージで」という具体的なアドバイスを受けました。北村氏自身は、東京大学への入学や医学部への編入を志すほどの天才的な頭脳の持ち主でした。そのため、表面的な筋肉だけでなく、何らかの独自の理論で筋トレと腕相撲の本質的なつながりを見出していたことが想像されます。近藤氏が実践する体軸トレーニング「足回し」は、まさにこの腕相撲の強さに直結する、理にかなったエクササイズと言えるでしょう。北村氏が目指したボディビルダーのイメージアップは、近藤氏の「超人メソッド」によって、現代に受け継がれているのかもしれません。

近藤氏のジムとヴィーガンスイーツ店「premium SOW」

近藤忠氏が経営するパーソナルジム「Ain Tiphereth」は、彼の提唱する「超人メソッド」を直接指導している場所です。このジムでは、単に筋力をつけるだけでなく、呼吸、姿勢、重心の安定といった体の根本から整えるトレーニングを提供しています。一般的な筋トレとは一線を画し、体のパフォーマンスを極限まで引き出すことを目的としています。さらに、このジムには、彼が経営するヴィーガンスイーツ店「premium SOW」が併設されているというユニークな特徴があります。ここでは、植物性の食材のみを使用したスイーツが提供されており、トレーニング後の栄養補給としても最適です。近藤氏が自ら実践し、その効果を証明しているように、健康的な体づくりにはトレーニングだけでなく、食事も重要な要素であることを示唆しています。このジムとスイーツ店は、彼のライフスタイルと哲学を体現する場所であり、筋肉と菜食という一見相反する要素を両立させることの可能性を多くの人に伝えています。

近藤忠がアームレスリングで実践する足回しの超人メソッド

  • 超人メソッドの基本は足回しによるインナーマッスルの強化
  • 小田真嘉氏が体験し、体脂肪率7.5%を記録
  • ベンチプレス175㎏を4回挙げるなど筋力も向上
  • 表面的な筋肉ではなく、深層部の三大筋を徹底的に鍛える
  • 三大筋とは大腰筋、大内転筋、横隔膜のこと
  • 三大筋を鍛えることで体の軸が整い、パフォーマンスが向上する
  • 現代人はPCやスマホの長時間使用で呼吸が浅くなっている
  • 呼吸が浅い状態は老化や体力低下を招き、生活が破綻する
  • 三大筋は連動して働き、体の中心にブレない軸をつくる
  • 小田真嘉氏が体重60㎏でベンチプレス175㎏を挙げられるのは体軸が安定しているから
  • 超人メソッドの基本は「足回し」という簡単なエクササイズ
  • 足回しは三大筋と股関節を同時に刺激する
  • 足回しは朝起きてすぐベッドの上で行うなど、手軽に実践できる
  • 植物性食事に切り替えてから回復力が速くなり、精神的にも穏やかになった
  • 近藤氏のジムとヴィーガンスイーツ店は隣接している

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