田久保真紀市長の愛車スイスポと買わずに後悔FC3Sとは

田久保市長の赤いスイスポZC33S

学歴詐称問題で話題の田久保市長ですが「スイフトスポーツに乗っている」という意外な事実は、多くのクルマ好きの興味を引きました。
走りを楽しむ伊豆の道で10万キロも納得の理由がそこにはあるのかもしれません。
今回の記事では、そんな田久保真紀さんの愛車スイスポと、私のFC3Sの思い出を比較しながら、それぞれのクルマが持つ魅力とカーライフについて深掘りしていきます。
彼女がSNSに投稿した「FC3Sを買わなかったことを後悔するポストの真意は」一体どこにあるのでしょうか。
「FC3Sとはどんな車?その概要と魅力」を振り返り、頭文字Dで有名な赤城レッドサンズの高橋涼介の愛車としての側面にも触れながら、私が前期FC3Sを購入した理由と決断、そして燃費が悪い…維持に躊躇する理由、最終的に愛車を手放すことになった理由とは何かを具体的にご紹介します。
現代ではどんな車が似た選択肢になるだろうか、そして走りを楽しめるのはどちらの車か、という問いを通して、あなたのクルマ選びのヒントを見つけてみませんか。

この記事のポイント

  • 田久保真紀氏がスイフトスポーツを愛車にしていた事実とその理由
  • 彼女が後悔していると語ったFC3Sの魅力と、その歴史的背景
  • スイスポとFC3Sを比較した際の、それぞれの「走りの楽しさ」の違い
  • 筆者の個人的なFC3Sの所有経験から得られる、維持や手放すことの現実的な側面
目次

田久保真紀さんの愛車スイスポとFC3Sの思い出

市長がスイフトスポーツに乗る理由とは?

「市長がスイフトスポーツに乗っている」という情報に、驚きや珍しさを感じる人は多いでしょう。
かつて「スイフトスポーツ愛用 田久保伊藤市長の信頼回復なるか?」という記事で、「スイフトスポーツ」と断定してしまったのですが、知恵袋のベストアンサーでは「普通のスズキ・スイフト」と書かれているのを見つけ間違いだったのではないかと不安になり、改めて調べてみました。
もしかしたら、普通のスイフトをスイフトスポーツ仕様にドレスアップしているのかとも考えましたが、ご自身のX(旧Twitter)の投稿から、愛車がZC33S型のスイフトスポーツであると明かしています。
一般的に、政治家の公用車や愛車は、風格や格式を重んじたセダンや高級車が選ばれる傾向にあります。
しかし、田久保真紀氏がスイフトスポーツを愛車にしていたという事実は、彼女が単なる政治家ではない、一人の人間としての「クルマ好き」という側面を強く示しています。
彼女の投稿からは、クルマに対する深い知識と愛情が感じられます。
ドアノブの未塗装樹脂の白化を直したり、ドアモールのコーティングを施したりと、クルマの細部にまで気を配っている様子は、ただの移動手段としてではなく、まさに「愛車」として大切にしていることの証でしょう。
市長という多忙な立場でありながら、自らの手でクルマの手入れを行う姿勢は、多くのクルマ好きに共感を呼ぶのではないでしょうか。

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走りを楽しむ伊豆の道、10万キロも納得の理由

田久保市長の愛車であるスイフトスポーツの走行距離が10万キロを超えているという事実は、彼女が単にクルマを所有しているだけでなく、日常的に運転を楽しんでいる証拠と言えるでしょう。
伊東市がある伊豆半島は、海沿いのワインディングロードや山間部を抜ける道など、走ることが好きな人にとって魅力的な道路が豊富にあります。
以前、JR伊東駅前にある本家鮪屋すし茶屋という店で働いていた弟も、1500ccの大きなバイクに乗り、週末になるとよく伊豆半島をドライブしていました。
そうした道を日常的に走っていれば、自然と走行距離は伸びていきます。
スイフトスポーツは、コンパクトなボディにハイパワーなエンジンを搭載し、軽快なハンドリングが楽しめるクルマとして知られています。
伊豆の曲がりくねった道でも、その性能を存分に発揮し、運転する楽しさを味わわせてくれることでしょう。
政治家としての公務をこなしながらも、ステアリングを握る時間で気分転換を図ったり、クルマとの対話を楽しんだりしていたのかもしれません。
走行距離10万キロという数字は、彼女が伊豆の道をいかに愛し、クルマとの生活を楽しんでいたかを物語っているのです。

スイフトスポーツ、ファイナルエディションまもなく販売終了

スイフトスポーツ-ZC33S-Final-Edition
公式HPより黒いホイールがかっこいい‼

現行モデルのスイフトスポーツ(ZC33S型)が、まもなくその歴史に幕を閉じようとしています。
スズキは2025年11月までの期間限定で特別仕様車「ZC33S Final Edition」を販売しており、このモデルがZC33S型を手に入れる最後の機会となります。
現在のスイフトスポーツは2017年の登場から7年が経過し、基準車であるスイフトがすでに4代目にモデルチェンジしている中、スイフトスポーツは3代目のまま販売が続けられてきました。
この時期のずれは、スイフトとスイフトスポーツのモデルチェンジがこれまでも連動してこなかった歴史を反映しています。
次期スイフトスポーツが誕生するかどうかはまだ不透明な状況ですが、排気量1.4リッターのターボエンジンを搭載し、手頃な価格で運転の楽しさを提供してきたこのモデルの存在は、多くのクルマ好きにとってかけがえのないものでした。
電動化が進む現代において、軽量かつコンパクトなガソリンエンジンのスポーツモデルが今後も存続できるのか、クルマ好きの間で注目が集まっています。

走りが楽しいクルマは?田久保市長の愛車スイスポとFC3S

FC3Sを買わなかったことを後悔するポストの真意は

ご自身のX(旧Twitter)で、かつて購入を誘われたFC3SNS400Rを買わなかったこと、そしてインプレッサWRXを手放したことを「後悔」していると投稿された田久保真紀氏。
このポストの真意は、単なる懐古趣味にとどまらない、彼女のクルマに対する真摯な思いが込められているように感じます。
FC3Sはマツダの技術の結晶であり、独特のロータリーエンジンサウンドやハンドリングは、多くのクルマ好きを魅了してきました。
また、インプレッサWRXも、ラリーで活躍したモデルとして、その圧倒的な走行性能でファンを熱狂させた一台です。
これらのクルマは、単なる移動手段ではなく、運転する楽しさ、所有する喜び、そして何よりも「クルマとの時間」を与えてくれる特別な存在です。
多忙な政治家という立場に身を置きながらも、過去に「買わない」という決断をしたことに対し、人生レベルでの後悔を語っていることから、彼女にとってクルマがどれほど大きな存在であるかが伝わってきます。
これは、多くのクルマ好きが共感できる、非常に人間らしい感情なのではないでしょうか。

田久保真紀後悔NS400RとFC3S

FC3Sとはどんな車?その概要と魅力

FC3Sは、1985年から1991年にかけて販売されたマツダ・サバンナRX-7の2代目モデルです。先代の流麗なデザインを踏襲しつつ、より洗練されたファストバッククーペスタイルが特徴です。
ポルシェ・944に似ていると話題になったこともありましたが、その性能は本物でした。
特に注目すべきは、インタークーラー付きターボ仕様の13B型ロータリーエンジンです。前期型で185PS、後期型では205PS、さらには限定モデルのアンフィニIIIでは215PSまで出力が向上しました。
これは、当時の国産車としては非常に高い性能でした。
また、日本車初の対向4ピストンアルミキャリパーや、後輪のパッシブステアを制御する「トーコントロールハブ」といった先進技術も導入され、優れた走行性能を実現しています。
カブリオレ仕様のFC3C型も登場し、ロータリーエンジンを搭載した唯一のオープンカーとして、マツダの技術力を世界に示しました。
燃費の悪さやメンテナンスの難しさといった欠点もありましたが、それを上回る圧倒的な魅力と個性を備えた、日本を代表するスポーツカーです。

頭文字Dで有名な赤城レッドサンズの高橋涼介の愛車

『頭文字D』は、峠を舞台にした走り屋たちの物語を描いた人気漫画で、多くのクルマ好きに影響を与えました。
その中でも、主人公・藤原拓海が所属する「Project D」を率いる高橋涼介は、クールで理論的な走りをする天才ドライバーとして描かれています。
彼の愛車が、白いFC3Sです。漫画の中では、高橋涼介は「赤城の白い彗星」と称され、クルマの特性を徹底的に理解し、緻密な計算に基づいた走りを披露しました。
彼の存在は、FC3Sを単なる速いクルマではなく、「知的なスポーツカー」というイメージを確立させました。
また、白いFC3Sは彼の代名詞となり、今でも「高橋涼介のFC」として多くのファンに親しまれています。
このことから、FC3Sは単なる自動車の枠を超え、ひとつのカルチャーアイコンとして、多くの人々の記憶に残っているのです。
高橋涼介がFC3Sに乗っていたという事実は、このクルマが持つ知性と奥深さを象徴するエピソードと言えるでしょう。

頭文字Dで有名な赤城レッドサンズの高橋涼介の愛車

新劇場版 頭文字[イニシャル]D Legend3 -夢現-
Prime Video

しげの秀一の人気コミック「頭文字(イニシャル)D」を新たにアニメーション化した劇場版3部作の第3部。いまや最も注目される走り屋となった藤原拓海。当初は走り屋の自覚もなく、家業の豆腐屋の手伝いで乗っていたハチロクにも、峠のバトルにもさして興味を抱いていなかった拓海だったが、赤城最速の男・高橋涼介とのバトルを前に闘争本能が芽生え、自分の中の変化に気付いていた。一方、沈着冷静な理論派の涼介はハチロクの弱点を見抜き、バトルに向けて愛機・FC3Sの最終調整に取りかかる。そして、2人が対決する運命の日が訪れる。©しげの秀一/講談社・2016新劇場版「頭文字D」L3製作委員会

私が前期FC3Sを購入した理由と決断

前期型FC3S
三峰神社に向かう車道にて:再度スポイラーはエイボという会社のもの。リアスポイラーは後期純正。

私が前期FC3S(MT)を購入したのは、田久保市長同様に知人からの誘いが大きなきっかけでした。
当時、私は4代目EF型シビックSi(通称:グランドシビック)のためにコツコツと貯金をしており、その目標に向かって着実に準備を進めていました。
しかし、ある日突然、知人から「RX-7買わない?こんなクルマ、若いうちしか乗れないよ!今乗らないと一生後悔するよ」と悪魔のささやきが…。
この言葉は、私の心を強く揺さぶりました。シビックは合理的で堅実な選択でしたが、FC3Sはまさにリトラクタブルヘッドライト搭載の「」のスーパーカーでした。
ロータリーエンジンの独特なサウンド、流麗なボディライン、そして何よりもその特別な存在感に、私は抗うことができませんでした。
若さゆえの衝動だったのかもしれませんが、「後悔したくない」という強い思いが、シビックの貯金をはたいて個人売買でFC3Sを購入するという決断を後押ししました。
この決断は、単なるクルマの買い替えではなく、私のクルマに対する価値観を大きく変える、人生の転機だったと今でも感じています。


燃費が悪い…維持に躊躇する理由

FC3Sの魅力は計り知れませんでしたが、その維持には多くの苦労が伴いました。
特に大きな課題となったのが燃費の悪さです。
前期FC3Sの燃費は、リッターあたり3~5キロメートルと非常に悪く、前期モデルはレギュラーガソリン仕様だったとはいえ、当時1リッター100円程度のガソリン代でも決して安くはありませんでした。
このような維持の難しさから、おそらく田久保市長も魅力的ではあるものの、実際に所有するまでには至らなかったのではないかと思われます。
ガソリン代の他にも、維持費は大きな負担となりました。
当時の16インチタイヤ(ノーマルは15インチ)は現在と比べて非常に高価で、交換するたびに家計を圧迫しました。
また、ロータリーエンジンは構造上、オイル交換のサイクルが非常に早く、こまめなメンテナンスが必須でした。
さらに、任意保険料もスポーツカーとしての最高料率に近く、若者にはかなりの重荷でした。
そして、もう一つの悩みが、しばらく乗らないとエンジンがかからなくなるという現象です。
この問題を解決するためには、専用の工具を使ってプラグを抜き、清掃する手間が必要でした。
この現象はターボタイマーを装着することで解決しましたが、車検非対応のフジツボマフラーのせいで親に「うるさい、早くエンジンを切って」と叱られることも度々あり、クルマに乗るたびに気を使う日々でした。


最終的に愛車を手放すことになった理由とは

多くの困難を乗り越え、大切に乗っていた愛車を最終的に手放すことになったのは、鍼灸学校の入学が決まったことが直接的な理由でした。
入学金が必要になったため、泣く泣く愛車を売却するしかなかったのです。
FC3Sは私にとって、単なる移動手段ではなく、青春の象徴であり、多くの思い出が詰まった特別な存在でした。
友人とのドライブ、定峰や正丸の峠道、そして何よりもエンジンの鼓動をダイレクトに感じる運転の楽しさ。
それらすべてを、私は手放さなければなりませんでした。
それは非常に苦しい決断でしたが、自分の将来のためには必要な選択でした。しかし、今でもその時のことを思い出すと、胸が締め付けられるような気持ちになります。
同僚が乗っていたRE雨宮仕様のFD3Sも、燃費の悪さから手放したと聞いていますが、その気持ちは痛いほど理解できます。スタイリッシュでいざとなれば4人乗車も可能なFC3Sは、今思えば非常に貴重な存在でした。

現代ではどんな車が似た選択肢になるだろうか

GR86
公式HPより

かつて私がFC3Sを選んだように、「スタイリッシュでいざとなれば4人乗車でき、運転が楽しい車」という条件で現代の車を探すとしたら、選択肢は限られてきます。
まず、真っ先に候補に挙がるのはトヨタ86スバルBRZでしょう。
これらはFR(後輪駆動)のスポーツクーペであり、軽量なボディと優れたハンドリング性能で、純粋な運転の楽しさを追求したモデルです。
また、後部座席は実用的な広さではないものの、非常用として4人乗車が可能である点も、FC3Sと共通しています。
しかし、ターボやロータリーといった強烈な個性はなく、自然吸気エンジンならではのリニアな加速感が魅力です。

スバルBRZ
公式HPより

これらの車は、それぞれ異なる魅力を持っていますが、「運転の楽しさ」と「スタイリッシュなデザイン」、そして「いざという時の4人乗車」という条件を高いレベルで満たしている点で、FC3Sの現代版とも言える選択肢ではないでしょうか。86とBRZは後席を倒せば車中泊が可能になるフラットな荷室も魅力的です。

走りを楽しめるのはどちらの車か

「スイフトスポーツ」と「FC3S」、どちらが走りを楽しめるかという問いは、非常に興味深いものです。

FC3Sは、間違いなく「運転する」ことに集中させてくれる車です。
独特のロータリーエンジンが生み出すサウンドと滑らかな加速、そしてFRならではの素直なハンドリングは、乗り手のテクニックを試すかのように、常にクルマとの対話を求めてきます。
しかし、燃費の悪さやメンテナンスの手間を考えると、気軽に乗れる車とは言えません。
日常的な使い勝手は決して良くなく、乗るたびに覚悟を必要とします。まさに「特別な日」のための車であり、その手間や不便さも含めて楽しむものです。

一方のスイフトスポーツは、「日常の延長線上」に走る楽しさを提供してくれます。
軽量コンパクトなボディと、パワフルなターボエンジン、そして扱いやすいFF(前輪駆動)の特性は、通勤や買い物といった日常のシーンでも、ワインディングロードでも、いつでも気軽に運転の楽しさを味わうことができます。
FC3Sのような強烈な個性はありませんが、燃費も良く、維持費も比較的安いため、車に乗る機会を増やしてくれます。

結論として、走りの楽しさの質は全く異なります。
FC3Sは手間をかけてでも味わいたい「非日常の楽しさ」、スイフトスポーツは日常のあらゆるシーンに潜む「手軽な楽しさ」です。
ご自身がどのようなカーライフを望むかで、その答えは変わるでしょう。

田久保真紀市長の愛車と買わずに後悔FC3Sまとめ

  • 田久保真紀氏は、一般的な政治家とは異なり、クルマを愛する一人の人間であることが確認された
  • 彼女の愛車は、知恵袋で「普通のスズキ・スイフト」とされたが、実際は「ZC33S型スイフトスポーツ」であった
  • 彼女は愛車に10万キロ以上乗り、ドアノブやドアモールの手入れを自身で行うほど大切にしていた
  • 伊東市周辺には、走って楽しめる道が多いため、走行距離10万キロも納得の数字である
  • スイフトスポーツの現行モデルは、2025年11月までの期間限定で販売終了となる
  • 彼女は過去にFC3SとNS400Rを買わなかったこと、そしてインプレッサWRXを手放したことを人生の後悔と語っている
  • FC3Sは、1985年から1991年にかけて販売されたマツダ・サバンナRX-7の2代目モデルである
  • ロータリーエンジン特有のサウンドや、優れた走行性能を持つ日本を代表するスポーツカーである
  • 漫画『頭文字D』では、高橋涼介の愛車として登場し、「知的なスポーツカー」というイメージを確立した
  • 筆者は、シビックSi用の貯金でFC3Sを個人売買で購入した
  • FC3Sは、燃費の悪さやエンジン始動の手間がかかるなど、維持に苦労する車であった
  • 親の車であるSSSブルーバードばかり乗り、FC3Sに乗ることを躊躇する日々を送っていた
  • 最終的には、鍼灸学校の入学金捻出のため、泣く泣く愛車を手放すことになった
  • 現代においてFC3Sの代わりとなる車は、トヨタ86・スバルBRZなどが挙げられる
  • スイフトスポーツは「日常の手軽な楽しさ」を、FC3Sは「非日常の特別な楽しさ」を提供する車である

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