高橋大輔と村元哉中の絆、四毒の１つ「牛乳」飲め事件

2025年8月23日2025年8月24日

プロフィギュアスケーターの高橋大輔選手が、アイスダンスの練習中にパートナーの村元哉中選手と衝突したというエピソードをご存じでしょうか。
その原因は、高橋選手がワルシャワ杯後に咳が止まらないという症状に悩まされていた際、村元選手がロシア人コーチのマリーナさんの提言として「牛乳を飲め」としつこく勧めたことでした。
一見、栄養補給の良かれと思っての行動ですが、なぜ高橋選手は感情的になったのでしょうか。

この記事では、高橋大輔が「牛乳飲め」と言われた理由とは何だったのかを深掘りします。
牛乳が「四毒の１つ」と言われる理由や、日本人には牛乳がなぜ問題があるのか？といった日本人と世界の乳製品飲用の歴史を踏まえ、牛乳・乳製品の過剰摂取がもたらす影響を解説します。
また、「咳・風邪」の対策に役立つ食事とは何か、牛乳を避けて健康を維持する代替食品には何があるのかについてもご紹介します。
身体を引き締める食べ方1:1:2の食事法など、運動能力を向上させる食事の重要性にも触れながら、長くアイスダンスを続けるための栄養学についてもお伝えします。
この出来事を通して、高橋大輔選手へ、牛乳の過剰摂取をやめるべき理由が明らかになるはずです。

この記事のポイント

「高橋大輔牛乳飲め」と検索している人は、まず高橋選手と村元選手の間に起こった衝突の具体的な理由について理解できる
高橋選手が牛乳を拒否した背景にある、日本人の体質や牛乳の健康リスクについて理解できる
アスリートとしての高橋選手が、体調管理のためにどのような食生活を送っていたかを知ることができる
コーチの助言と個人の体質の違い、そして健康的な食事がパフォーマンスにどう影響するかについて理解を深めることができる

高橋大輔が「牛乳飲め」と言われた理由とは

CS Warsaw Cup 2021 FPl.2 Kana MURAMOTO / Daisuke TAKAHASHI JPN Points190.16 RD2 FD2

ワルシャワ杯後に咳が止まらないという症状

ワルシャワ杯後に咳が止まらないという症状
2021年のワルシャワ杯後、高橋大輔選手は「咳が止まらない」という症状に悩まされていました。
トップアスリートにとって、呼吸器系の不調は練習や演技の質に直結するため、決して軽視できない問題です。
当時の日本は新型コロナウイルス「第5波（デルタ株）」が収束した直後の時期で、オミクロン株が流行する前の段階でした。アスリートという立場から、感染症検査は十分に行われていたと考えられますが、それでも咳という症状は周囲に不安を与えるものでした。
では、なぜ彼はそのような症状に陥ったのでしょうか。
まず考えられるのは、練習や試合による疲労の蓄積です。アイスダンスのトレーニングは非常にハードで、リフトやスピンなど全身を酷使する動きが多く、免疫力を低下させやすい環境にあります。さらに、海外遠征に伴う長時間の移動や時差ボケ、気候の変化も体調を崩す要因になり得ます。
このように、競技環境そのものが体調不良を引き起こすリスクを高めており、大会後の「咳が止まらない」という症状は、その複合的な負荷の結果であった可能性があります。

“かなだい”村元哉中・高橋大輔が理解し合えたきっかけは「牛乳飲め」のケンカから？　2人が語る“引退後”の夢 | 文春オンライン https://t.co/ukMwJwrgDT pic.twitter.com/vT8IkK0Ubf
— 毎朝新聞電子版 🦅 (@maicho_jp) May 29, 2023

村元哉中選手との間にケンカはあったのか？

高橋大輔選手と村元哉中選手のペア、通称「かなだい」は、アイスダンス界で大きな注目を集めています。
その中で、二人の間に「ケンカがあったのでは？」と噂されたことがありました。
実際、メディアで報じられたエピソードによると、村元選手が高橋選手に牛乳を勧めたことが原因で、大きな衝突が起きたことが明らかになっています。

これは、試合が続き、体調を崩して咳き込んでいた高橋選手に対し、マリーナコーチから「温かい牛乳にはちみつやスパイスを入れて飲ませてあげて」というアドバイスがあったことがきっかけでした。
村元選手は、高橋選手の体調を気遣うあまり、何度も繰り返し牛乳を飲むように勧めました。
しかし、自分で体調管理をしたいと考えていた高橋選手は、そのしつこさに感情的になってしまい、持っていたスマートフォンを地面に叩きつけてしまったそうです。

その後、高橋選手は3日間引きこもってしまうほどでしたが、最終的には高橋選手から謝罪し、和解しました。
この出来事は、単なる意見の食い違いではなく、それぞれの体調管理に対する考え方や、コミュニケーションのすれ違いから生じたものだったと言えるでしょう。
しかし、このような衝突を乗り越えたからこそ、二人の絆はより一層強固なものになったとも考えられます。
彼らはプロフェッショナルとして、お互いを尊重し合い、時にはぶつかりながらも、より良いパフォーマンスを追求し続けているのです。

ロシア人コーチのマリーナさんの提言

高橋大輔選手と村元哉中選手のコーチを務めるマリーナ・ズエワさんは、ロシア出身の世界的なコーチです。
彼女は選手たちへの技術指導だけでなく、その健康管理にも深い関心を寄せていました。
高橋選手が咳に悩んでいることを知った彼女は、「温めた牛乳にはちみつやスパイスを入れて飲ませなさい」とアドバイスしたのです。
この提言は、牛乳が栄養豊富で身体を温める効果があるとされる、ロシアの伝統的な考え方に基づいたものでした。

しかし、高橋選手は、この提案を無視していました。
日本の多くの人々がそうであるように、彼も牛乳が本能的に体質に合わないと感じていたのかもしれません。
このエピソードは、文化や民族による体質の差を理解することの重要性を示しています。
ロシア人にとっては良いとされている牛乳も、日本人である高橋選手の体質には合わなかったのです。

結果として、高橋選手は牛乳を避ける食生活を継続し、咳の症状は改善に向かったとされています。
これは、コーチからの助言を単に受け入れるのではなく、自身の身体と向き合い、何が最適かを判断することの重要性を示していると言えるでしょう。

牛乳が「四毒の１つ」と言われる理由

「牛乳は身体に良い」というイメージを持つ方が多い一方で、古くから東洋医学や一部の伝統的な健康法においては、牛乳が「四毒」の一つとして扱われることがあります。
ここでいう「四毒」とは、身体にとって害となりうる食べ物を指し、牛乳の他にも小麦、植物性油脂、甘い物などが挙げられる場合があります。

なぜ牛乳が毒とまで言われるのでしょうか。
その理由は、主に牛乳に含まれるカゼインや乳糖にあります。カゼインは牛乳の主要なたんぱく質ですが、日本人を含むアジア人の中には、このカゼインを消化・分解する酵素が少ない人が多くいます。
そのため、未消化のカゼインが腸に残ると、アレルギー反応や腸内環境の悪化を引き起こす可能性があるのです。
さらに、牛乳に含まれる乳糖も、乳糖不耐症の体質を持つ人にとっては、消化不良や下痢の原因となります。
加えて、現代の牛乳は、牛が与えられる飼料や抗生物質の影響を受けていることも指摘されており、これが体調不良の一因になるとも考えられています。
このように考えると、牛乳は栄養がある一方で、体質によっては身体に負担をかける可能性があると言えるのです。
特に、アスリートのように常に最高のコンディションを求められる人にとっては、摂取する食品が身体にどのような影響を与えるかを慎重に見極めることが重要です。

牛乳はモー毒? (カン・ジン・カナメの健康教室)

著:真弓定夫, 著:美健ガイド社

¥660 （2025/08/23 09:38時点 | Amazon調べ）

Amazon

楽天市場

Yahooショッピング

ポチップ

身体を引き締める食べ方1:1:2の食事法

高橋大輔選手のスリムで引き締まった体型を支えていたのが、専属のスポーツ栄養アドバイザー・石川三知さんとともにたどり着いた 「1：1：2の食事法」 です。
この「1：1：2」とは、炭水化物：たんぱく質：野菜＆海藻類 を 1：1：2の割合 で食べるというもの。
つまり、炭水化物とたんぱく質を同じくらい摂り、その倍の量を野菜や海藻、きのこなどからとる、というシンプルで分かりやすいルールです。
栄養素やカロリーを細かく計算する必要がなく、見た目のバランスで判断できるのが大きな特徴。しかも、この比率を守れば、たくさん食べてもリバウンドしにくいとされています。

実際に石川さんが提案する「1：1：2」メニューには、以下のような例があります。

具だくさん炊き込みごはん：鶏肉と根菜を組み合わせ、主食とたんぱく質・食物繊維を同時に摂取。
野菜たっぷりヘルシーパスタ＆プルーンヨーグルト：ツナやチーズでたんぱく質を補いながら、ズッキーニやブロッコリーなど野菜をふんだんに使用。
豚ひき肉の中華炒め丼＆簡単中華風スープ：良質なたんぱく質と野菜をバランスよく組み合わせ、エネルギー補給と体の引き締めを両立。

これらのメニューにも見られるように、高橋選手はヨーグルトやチーズといった乳製品も食事に取り入れていました。
そのため、「温かい牛乳にはちみつやスパイスを入れて飲むと良い」というマリーナ・コーチの助言をめぐって、村元哉中選手と意見の行き違いが生じた際も、牛乳そのものに反発していたわけではありません。
むしろ「自分で体調管理を行いたい」という思いと、仲間の善意からくる助言の繰り返しが重なった結果、感情的なすれ違いが起きてしまったのです。
このように、「1：1：2の食事法」を軸に日常的に乳製品を含むバランスの良い食事を続けていた事実からも、問題の本質は食材そのものではなく、体調管理の主体性やコミュニケーションの在り方にあったことがうかがえます。

フィギュアスケーター高橋大輔を支えてきた食事パターン　身体を引き締める食べ方１：１：２

著:石川三知

¥1,047 （2025/08/23 09:37時点 | Amazon調べ）

Amazon

楽天市場

Yahooショッピング

ポチップ

「咳・風邪」の対策に役立つ四毒抜き食事法とは

咳や風邪の回復を早めるためには、体の免疫がしっかり働けるようにサポートする食事が欠かせません。
多くの人は薬に頼りがちですが、食事内容を整えるだけでも症状の改善や再発の予防につながります。
特に吉野敏明流の考え方では「四毒」と呼ばれる、小麦・乳製品・植物性油脂・甘いものを避けることが基本です。
これらを控えることで、気道や腸内の炎症が抑えられ、免疫が正しく働けるようになります。

具体的に取り入れやすいのは、消化の負担が少なく温かい料理です。
例えば、白米をやわらかく煮たおかゆや、根菜を加えた味噌汁は体を内側から温め、回復を後押しします。
また、鶏肉や魚をシンプルに煮込んだスープはタンパク質を補給できるだけでなく、喉の潤いも助けてくれます。
さらに、ねぎや生姜を加えると発汗を促し、ウイルスの排出を助ける働きも期待できます。

一方で、注意しなければならない食品もあります。
前述の通り、砂糖を使ったお菓子やジュース、糖度の高い果物は喉や気道の線毛運動を妨げ、痰や異物を外へ排出する力を弱めます。
加えて、マーガリンやサラダ油などの植物性油脂を摂ると、炎症を悪化させる可能性があります。
体調が優れないときに、つい食べてしまいがちな蜂蜜や甘い飲み物も同様に控えることが大切です。
つまり、咳や風邪のときに役立つ食事とは、シンプルで消化に優しく、体を温める料理です。
四毒を避けながら、旬の野菜や発酵食品をうまく組み合わせれば、自然に免疫が高まり、体が回復に向かいやすくなります。
風邪を引いたときこそ、食べる内容を見直すことが最大の治療法になるのです。

YouTube吉野敏明チャンネル〜日本の病を治す〜
>>風邪撃退の科学的メカニズム！「咳・風邪」の対策について〜前編〜
>>漢方＆西洋医学の賢い選択法！「咳・風邪」の対策について〜後編〜

高橋大輔・村元哉中選手へ、牛乳（四毒）の過剰摂取をやめるべき理由

日本人と世界の乳製品飲用の歴史

牛乳の飲用は、世界的に見ると非常に長い歴史を持っています。
特にヨーロッパや中東、アフリカの一部地域では、数千年前から家畜の乳を飲む習慣が根付いていました。
これは、これらの地域の人々が、遺伝的に乳糖を分解する酵素であるラクターゼを成人後も体内で作り続けることができるからです。
この遺伝子の変異は、約1万年前に家畜の家畜化が始まった後に起こったと考えられています。
一方、日本の歴史を振り返ると、牛乳や乳製品の本格的な摂取は、比較的最近のことです。
古くから牛乳を飲む文化がなかったため、多くの日本人は成人するとラクターゼの活性が低下し、牛乳に含まれる乳糖をうまく消化できない体質（乳糖不耐症）を持つ人が多いのです。
江戸時代には、一部の特権階級の間で牛乳が薬として用いられていましたが、一般に広く普及することはありませんでした。
そして、明治時代以降、欧米文化の導入とともに牛乳の飲用が広まり、戦後の学校給食によって、牛乳は日本の食卓に欠かせないものとなりました。
このように、牛乳を飲む歴史の長さの違いが、現代の日本人と世界の人々の体質の差に繋がっていると言えるでしょう。

日本人には牛乳がなぜ問題があるのか？

前述の通り、多くの日本人は乳糖不耐症の傾向があります。これが、牛乳が日本人にとって問題となる主な理由の一つです。
乳糖不耐症とは、牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素「ラクターゼ」が、成長とともに減少したり、元々不足していたりするために、乳糖をうまく消化できない状態を指します。
その結果、未消化の乳糖が大腸まで届き、腸内細菌によって発酵されてガスが発生し、お腹がゴロゴロしたり、下痢や腹痛を引き起こしたりすることがあります。
また、牛乳に含まれるたんぱく質であるカゼインも、日本人には消化しにくいと言われています。
このカゼインがアレルギーの原因となり、皮膚のかゆみや、鼻水、喘息といった症状を引き起こすことも少なくありません。
さらに、牛乳が持つ粘液を増やす性質も問題視されています。いくら牛乳にカルシウムが豊富だとしても、咳や痰が出やすい体質の人にとっては、症状を悪化させる要因にもなりかねません。
このような理由から、牛乳は一見健康に良い食品に見えますが、日本人の体質には合わない可能性があり、個人の体調に合わせて摂取量を調整することが大切なのです。

牛乳・乳製品の過剰摂取がもたらす影響

牛乳や乳製品を過剰に摂取すると、身体にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。
まず、乳糖不耐症の人にとっては、慢性的な下痢や腹痛、お腹の張りを引き起こし、QOL（生活の質）を低下させる原因となります。
これによって、腸内環境が悪化し、便秘と下痢を繰り返すといった症状にも繋がりかねません。
加えて、アレルギー体質を持つ人は、皮膚炎や喘息などのアレルギー症状がひどくなることがあります。
特にアスリートの場合、喉の炎症や粘液の増加は、パフォーマンスに直接影響するため、注意が必要です。
また、一部の専門家は、牛乳の過剰摂取が、ニキビなどの肌トラブルや、自己免疫疾患の悪化に繋がる可能性も指摘しています。
これは、牛乳に含まれるホルモンや成長因子が、体内のホルモンバランスに影響を与えるためと考えられています。
さらに、牛乳は骨を強くするイメージがありますが、過剰な摂取は、かえって骨からカルシウムが溶け出す原因になるとする説もあります。
これは、牛乳に含まれるリンがカルシウムと結びつき、身体の外に排出されやすくなるためです。
これらのことから、牛乳は「適量」を摂取することが重要であり、もし体調に異変を感じるようであれば、他の食品でカルシウムを補うなどの対策を考えるべきです。

運動能力を向上させる食事の重要性

アイスダンスのような高い運動能力が求められる競技において、食事は単に空腹を満たすものではなく、パフォーマンスを左右する非常に重要な要素となります。
身体は食べたもので作られるため、適切な栄養素を摂取することで、筋肉の回復を早めたり、エネルギーを効率良く作り出したりすることが可能になります。
例えば、質の高いたんぱく質は、激しい練習によって傷ついた筋繊維を修復し、より強くしなやかな身体を作り上げるために不可欠です。
また、炭水化物は、身体を動かすための主要なエネルギー源です。特に、玄米やオートミールなどの複合炭水化物は、エネルギーをゆっくりと供給するため、長時間のパフォーマンスを維持するのに役立ちます。
一方で、脂質もホルモンの生成や細胞膜の構成に不可欠な栄養素ですが、その種類を選ぶことが大切です。
例えば、アボカドや魚に含まれる良質な脂質は、炎症を抑える働きも期待できます。
このように、各栄養素の役割を理解し、バランスの取れた食事を計画的に摂ることで、アスリートは自身の運動能力を最大限に引き出すことができるのです。
逆に言えば、どんなに優れた技術や才能があっても、食事管理が疎かであれば、身体は最高の状態で動くことができません。

牛乳を避けて健康を維持する代替食品

牛乳を避ける食生活を送る場合でも、身体に必要な栄養素、特にカルシウムをしっかり補うことは可能です。
現代では、牛乳の代わりに様々な代替食品が存在します。
例えば、豆乳、アーモンドミルク、オーツミルクなどは、植物性のミルクとして広く普及しています。
これらの植物性ミルクは、乳糖を含まず、消化しやすいというメリットがあります。
また、カルシウムが強化されている製品も多く販売されており、牛乳を飲まなくても必要なカルシウムを補給することができます。
さらに、牛乳以外の食品にもカルシウムは豊富に含まれています。
具体的には、小松菜やチンゲン菜などの葉物野菜、ひじきやわかめといった海藻類、そしてしらす干しや桜えびなどの小魚が挙げられます。
これらの食品は、牛乳とは異なる形でカルシウムを摂取できるだけでなく、食物繊維や他のミネラルも豊富に含んでいるため、身体全体の健康維持にも役立ちます。
また、アーモンドやごまといったナッツ類や種子類も、良質な脂質とともにカルシウムを摂取できる優れた食品です。
大切なのは、特定の食品に頼りすぎず、様々な食材をバランス良く取り入れることです。
そうすることで、牛乳を飲まなくても、健康な身体を維持し、栄養不足に陥るリスクを減らすことができます。

健康を維持し長くアイスダンスを続けるための栄養学

アイスダンスを長く続けるためには、単に技術を磨くだけでなく、身体のケアを根本から見直す必要があります。そのためには、栄養学の知識が不可欠です。

特に女性アスリートの場合、牛乳の過剰摂取は避けるべきだとされています。
牛乳に含まれる女性ホルモン（エストロゲン）やアラキドン酸が、身体の炎症を悪化させる可能性があるからです。
さらに、生理痛や生理不順を引き起こす原因にもなりかねません。
これは、練習や本番で最高のパフォーマンスを発揮する上で大きな障害となります。
このため、牛乳だけでなく、アイスクリームやヨーグルト、チーズといった乳製品全般を控えることが推奨されます。

一方で、慢性的な疲労や怪我のリスクを減らすためには、抗炎症作用を持つ食品を積極的に取り入れることが大切です。
たとえば、青魚に含まれるDHAやEPAといったオメガ3脂肪酸は、体内の炎症を抑える働きがあります。
また、果物や野菜に豊富なポリフェノールやビタミンCも、抗酸化作用によって細胞の損傷を防ぎ、身体の回復を助けてくれます。
そして、もう一つ重要なのが、腸内環境を整えることです。腸は「第二の脳」とも呼ばれ、免疫機能にも深く関わっています。
発酵食品（納豆、味噌など）や食物繊維を多く含む食品を摂ることで、腸内フローラを健康に保ち、免疫力を高めることができます。

このように、アイスダンスを長く続けるには、日々の食事を通して、身体の内側からコンディションを整えることが非常に重要なのです。
高橋大輔・村元哉中ペアには、こうした「四毒」を避けながら、いつまでもリンクに立ち続けてもらいたいと願っています。