オーガニック「五悪」より「四毒」を避けるべき理由

オーガニック(5悪)より4毒抜き

オーガニックや無添加の食品を選んでいらっしゃるあなたへ。
健康に良いと信じていても、実は見落としている落とし穴があるかもしれません。
「オーガニック食品 」を摂取することが健康への道だと思っていませんか?
この記事では、オーガニック信仰が招いた悲劇の例を挙げながら、なぜ「四毒」を抜くことが健康の秘訣なのかを解説します。
小麦に含まれるグルテンの毒性、良い油が実は危険な理由、乳製品とがんの関係、そして甘いものがもたらす病のリスクについて、具体的な情報をお伝えします。
病名は違っても根本原因は同じという考え方から、お金をかけずにできる「四毒抜き」の実践とその効果まで、あなたの食生活を見直すきっかけとなる情報を提供します。

この記事のポイント

  • オーガニック食品を摂取しても健康被害を受ける可能性がある理由
  • 健康を維持するために、オーガニック製品の摂取よりもまず避けるべき四つの食品
  • 四毒が健康に与える具体的な影響と病気との関連性
  • 高額な費用をかけずに健康的な食生活を実践する方法
目次

オーガニック「五悪」の落とし穴とは?

五悪とは

「五悪」とは、食品添加物、農薬、化学肥料、除草剤、遺伝子組み換え食品を指します。
これらの要素は、現代の食品生産において広く使われており、一般的には避けるべきものとして知られています。
多くの人が、健康的な食生活を目指すにあたって、まずこれらの「五悪」を排除しようとします。
そのため、オーガニック食品や無添加食品を選ぶことが、健康への第一歩だと考えられているのです。
しかし、ただ単にこれらの食品を避けるだけでは、根本的な健康問題の解決にはならない場合も多くあるようです。

「四毒抜き」と「五悪抜き」の比較

「四毒」とは、小麦、植物性の油、牛乳・乳製品、甘い物を指し、これらを避ける食習慣を「四毒抜き」と呼びます。
一方、「五悪」を避ける食習慣が「五悪抜き」です。
多くの人は、お金がかかっても、体によいとされるオーガニック食品を選ぶ傾向があります。
しかし、たとえオーガニックであっても、小麦や牛乳、砂糖などが含まれている場合、それは「四毒」に分類されます。
そのため、オーガニック食品を選んでいるからと安心していても、実は「毒」を摂取している可能性があるのです。

吉野氏の理論では、日本人の健康にとって最も重要なのは「四毒抜き」であると強調されています。
なぜなら、四毒は健康に良いとされているものにも多く含まれているため、無意識のうちに摂取してしまいがちだからです。
これらの食品を抜くことができれば、次に五悪を避ける食習慣に取り組むべきだとしています。
言ってしまえば、いくら五悪を避けても、四毒を摂取している限りは、病気の根本原因を解決することはできないと考えられているのです。

オーガニック信仰が招いた悲劇

オーガニック食品であれば健康に良いと信じ、積極的に摂取している人がいる一方で、その信仰が予期せぬ健康問題を引き起こすことがあります。
多くのオーガニック信者が、健康に良いとされる「四毒」を無意識に大量摂取してしまうことがあるからです。
たとえば、小麦や乳製品、植物油はオーガニック商品にも多く含まれています。
多系統萎縮症を患ったある40代女性は、すべての食材をオーガニックにこだわっていたにもかかわらず、病気を発症しました。

彼女は日々の食事で、健康に良いとされるアマニ油やオリーブオイルを摂取していました。
しかし、植物性の油は、たとえオーガニックであっても、神経疾患を引き起こす可能性があると指摘されています。
彼女が通っていたパーキンソンなどの神経疾患専門の鍼灸院の治療は進行を遅らせてはいたものの、根本原因である植物性の油の摂取を中止する指示を出さなかったために、徐々に病状が悪化していったようです。
このように、オーガニックというだけで安心し、かえって過剰に摂取してしまうことが、健康を害する結果につながることもあるのです。

良い油が実は危険な理由

健康を意識する方が最も注意すべきなのは、植物性の油の選択です。
多くの人が健康に良いと信じて摂取している油の中にも、実は体に悪影響を及ぼす可能性があるものがあります。
最も危険性が高いとされているのは、マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸、そしてパーム油や菜種油です。
これらは加工食品に多く含まれており、気づかないうちに摂取していることも少なくありません。
また、健康に良いと一般的に言われているオリーブ油も、ジアシルグリセロールという成分を多く含んでいるため、特に女性においては乳がんのリスクを高める可能性があると指摘されています。
ゴマ油やアマニ油といった健康志向の方に人気の油も、摂取を避けるべきだと言われています。
このように、世間では体に良いとされている油であっても、その成分によっては健康を害する可能性があるのです。

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病名は違っても原因は同じ

この考え方をさらに掘り下げると、たとえ異なる病名であっても、その根本原因が同じである可能性が見えてきます。
私たちの体は、体温や元気の有無、症状が体の表面に出ているか内部に出ているかといった様々な要素で状態が決まります。
これらを東洋医学では八綱弁証と呼びます。
前述の通り、同じグルテンが原因であっても、八綱弁証で示されるその人の体質や状態によって、グルテンが攻撃する場所が変わってきます。

たとえば、ある人では皮膚が攻撃されてアトピー性皮膚炎になり、別の人では神経が攻撃されてパーキンソン病になるかもしれません。
また、筋肉が攻撃されれば線維筋痛症、膵臓が攻撃されれば糖尿病といったように、症状は多岐にわたります。
つまり、病気の名前が違って見えても、すべての原因が「四毒」にあると考えるのです。
これは、症状を個別に治療する西洋医学とは異なる、根本原因にアプローチする考え方です。

オーガニック「五悪」より四毒を抜く理由

小麦に含まれるグルテンの毒性

小麦は日本の食卓に広く浸透しており、パンや麺類として日常的に摂取されています。
しかし、小麦に含まれているグルテンというタンパク質は、体に毒性をもたらす可能性があると言われています。
多くの専門家によると、グルテンが体内に取り込まれると、異物として認識されてしまいます。
そうすると、私たちの体は免疫システムを活性化させ、本来であればがん細胞のような有害なものを攻撃するはずのTNF-αという免疫物質を大量に分泌します。
しかし、このTNF-αはグルテンの影響で混乱し、がん細胞ではなく、自身の健康な細胞を誤って攻撃し始めることがあるのです。
このような自己攻撃は、膠原病をはじめとする自己免疫疾患の引き金になることがあると指摘されています。

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植物油による健康被害

「油を使わないでどうして炒め物をするのですか?」とよく質問をいただきます。
健康を意識する方がまず手にするものの一つに植物性の油がありますが、その選び方には注意が必要です。

吉野先生は、案件ではないと断りつつ、if you care(イフユーケア)無漂白パーチメントベイキングペーパー ロールタイプの使用で油抜き調理を推奨しています。

多くの人がオリーブ油やアマニ油といったものを積極的に摂取していますが、特にマーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸、そしてパーム油や菜種油といったものは危険性が高いと言われています。
これらの油を摂取し続けると、身体にさまざまな悪影響をもたらす可能性があるのです。
なぜならば、植物性の油は神経を攻撃する原因になるからです。
前述の通り、神経が攻撃されると、多系統萎縮症のような神経疾患を引き起こす可能性があります。

加えて、熱に強く健康に良いとされているオリーブ油も、ジアシルグリセロールという成分を多く含んでいるため、乳がんのリスクを高める可能性が指摘されており、注意が必要です。

乳製品とがんの関係

牛乳やヨーグルト、チーズといった乳製品は、カルシウムが豊富で体に良いものだと考えられています。
しかし、吉野氏の理論では、これらも「四毒」の一つとして避けるべきだとされています。
その理由は、乳製品に含まれるホエイタンパクのカゼインがグルテンと同様に体内で炎症を促す作用があるからです。
これに加え、乳製品にはアラキドン酸という成分が含まれており、これが炎症をさらに加速させます。
その結果、ホルモン感受性の強い腺組織の細胞分裂を異常に促進させ、がん化を招くリスクが高まると言われています。
特に、乳製品を多く摂取する女性は乳がんや子宮がん、卵巣がんといった病気になりやすい傾向があるのです。
また、男性の場合でも、前立腺がんのリスクを上げる可能性があると考えられています。

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甘いものがもたらす病のリスク

私たちの生活に欠かせない甘いものは、疲れた時の気分転換やご褒美として、多くの人に愛されています。
しかし、甘いものが持つ危険性を知ることは非常に重要です。
甘いものに多く含まれるブドウ糖は、がん細胞の主要なエネルギー源となるため、がんのリスクを高める要因となります。
多くの人が健康を意識して砂糖を避けても、糖度の高いフルーツや、栄養価が高いとされるはちみつを甘いものとして分類せず、摂取を続けてしまうことがあります。
健康に良いと信じていても、がん細胞にとっては同じ「餌」になってしまうのです。
このため、甘いものを遠ざけることは、がんだけでなく、虫歯を予防する上でも大切なことと言えます。

四毒抜きの実践と効果

「四毒抜き」を実践することには、多くのメリットがあります。
この食習慣は、高価なオーガニック食品を必ずしも購入する必要がないため、誰でも簡単にお金をかけずに始めることができます。
多くの人が、この実践によって食費が大幅に削減されたと実感しています。例えば、ご飯、みそ汁、納豆、豆腐、卵といった「四毒」を含まないシンプルな食材であれば、一食あたり約277円で抑えることができます。

毎日同じ食事では飽きてしまうと思われるかもしれませんが、お米を白米や玄米に切り替えたり雑穀を加えたり、またみそ汁の具材を変えたりするだけで「どんな味になるか?」と食事の時間が楽しみになります。
食費に余裕ができた分で、質の良い調味料や新鮮な食材をオーガニックのお店で購入することも可能になります。

もちろん、経済的なメリットだけではありません。冷蔵庫の中身がシンプルになり、自炊の機会が増えることで、健康的かつ経済的な食生活を送ることが可能になります。
また、この食習慣は様々な健康問題の改善にもつながると言われています。
例えば、長年にわたる過食癖が自然に止まったり、甘いものへの依存がなくなったりする人もいます。肌の状態が良くなり、体臭が消えたり、花粉症や冷え性が改善したりといった効果も報告されています。

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健康の秘訣はまず「四毒抜き」から

私たちが健康を維持するためには、高価なサプリメントやオーガニック食品に頼る前に、まず日々の食生活を見直すことが最も重要です。
多くの人が「五悪」を避けるために多額のお金を使っていますが、吉野氏の理論によれば、オーガニック食品にも含まれている「四毒」を避けることの方が、より根本的な健康改善につながるとされています。
この考え方は、特定の病気の症状を抑えるのではなく、病気の根本原因を排除することを目的としています。
したがって、病気を抱えている方にとっては、特に「四毒抜き」が推奨されています。
なぜならば、この習慣によって、病気の進行を遅らせたり、症状を改善したりする効果が期待できるからです。
健康な体を手に入れるための第一歩は、お金をかけずに「四毒」を抜くことであると言えるでしょう。

オーガニックと五悪:より優先すべきは何か

  • 「五悪」とは食品添加物、農薬、化学肥料、除草剤、遺伝子組み換え食品のことだ
  • 「四毒」とは小麦、植物性の油、牛乳・乳製品、甘い物のことだ
  • 多くの人は健康のために高価なオーガニック食品(五悪抜き)を選ぶ傾向がある
  • しかし、オーガニック食品にも「四毒」が含まれていることがある
  • 吉野氏の理論では、まず「四毒抜き」を実践することが最も重要とされている
  • 四毒を抜くことで、様々な健康問題の根本原因を解決できる可能性がある
  • 小麦に含まれるグルテンは、免疫システムを混乱させ自己免疫疾患を引き起こす可能性がある
  • 病名が違って見えても、八綱弁証(体質や状態)によって四毒が攻撃する部位が異なる
  • 健康に良いとされるオリーブ油やアマニ油も、植物油として健康被害をもたらす可能性がある
  • 特に、オリーブ油に含まれる成分は乳がんのリスクを高める可能性がある
  • 乳製品に含まれるホエイタンパクやアラキドン酸は、炎症を促しがん化のリスクを高める
  • 甘いものに含まれるブドウ糖は、がん細胞の主要なエネルギー源となる
  • 四毒抜きは、お金をかけずに誰でも簡単に始められる
  • 四毒を抜くことで、食費の削減や過食癖の改善、肌の質の向上などが期待できる
  • オーガニックにこだわって四毒を摂取し続けることが、健康問題を引き起こすことがある

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