都心から少し足を延ばして、歴史と自然を満喫したいけれど、車がないからと諦めていませんか。
実は、東武東上線みずほ台駅周辺のタイムズカーシェアを利用すれば、駅から少し離れた場所にある難波田城公園や水子貝塚公園へも気軽にお出かけできるんです。
この記事では、タイムズカーシェアの便利な利用方法から、各公園の見どころ、そしてユニークなカエルがいる水宮神社の情報まで、知っておきたいポイントをまとめてご紹介します。週末にお金をかけずに、歴史ロマンあふれるスポットを巡りたい方は必見です。
この記事のポイント
- タイムズカーシェアの利用方法と利便性
- 難波田城公園や水子貝塚公園へのアクセス方法と所要時間
- 難波田城公園、水子貝塚公園、水宮神社の見どころ
- 縄文海進や2040年海面上昇説といった歴史・環境に関する知識
タイムズカーシェアで行く難波田城公園・水子貝塚
お出かけに便利!タイムズの利用方法

タイムズカーシェアは、電車ではアクセスしにくい場所へのお出かけに非常に便利な移動手段です。
なぜならば、24時間いつでも好きなときに車を利用でき、スマートフォン一つで予約から返却まで完結できるからです。
たとえば、今回のような駅から離れた難波田城公園や水子貝塚公園を訪れる際、バスやタクシーを乗り継ぐ手間を省くことができます。
また、カーシェアは利用時間に応じた料金システムのため、短時間のお出かけでも経済的です。このため、自家用車を持たない方や、時々しか車を使わない方にとって、非常にメリットが大きいと言えます。
しかし、利用前には事前の会員登録が必要です。登録には時間がかかる場合もあるため、当日慌てることのないよう、事前に済ませておくことをおすすめします。
さらに、特に週末は人気の車種やステーションが埋まってしまうことがあるため、早めの予約を心がけると良いでしょう。このように、タイムズカーシェアのシステムを理解し、計画的に利用すれば、自由で快適な旅を楽しめます。
みずほ台駅東口ステーションから出発

ここでは、東武東上線みずほ台駅東口にあるタイムズカーシェアのステーションから出発する際の具体的なルートを解説します。
まず、みずほ台駅東口のステーションは、駅を出てすぐの場所に位置しているため、電車を降りてすぐに車を借りることができます。
ここから難波田城公園へ向かう場合、基本的に大通りを走行することになるので、運転に慣れていない方でも比較的安心して運転できるはずです。
ただし、公園に近づくと一部道幅が狭くなる箇所があるため、注意が必要です。また、東口ステーションは駅に隣接しており、周辺にはコンビニエンスストアや飲食店もあるため、道中に必要なものを買いそろえることもできます。
このように、東口ステーションは利便性が高く、スムーズに出発できるのが大きなメリットと言えます。公園までの所要時間はおよそ15分程度なので、気軽に歴史探訪や自然散策を楽しめるでしょう。
みずほ台駅西口ステーションも利用可能

一方で、みずほ台駅には西口にもタイムズカーシェアのステーションがあります。東口と同様に駅から近い場所に位置しており、どちらのステーションを利用するかは、その時の車の空き状況や、目的地へのルートによって選ぶことができます。
例えば、東口ステーションに空きがない場合でも、西口ステーションを確認することで、車を借りられる可能性が高まります。ただし単に空いているからという理由だけで西口を利用するのではなく、難波田城公園や水子貝塚公園へのアクセスルートも考慮して選ぶことが重要です。
西口から公園へ向かう道は、東口からの道とは異なるため、事前に地図アプリなどでルートを確認しておくことをおすすめします。
多くの場合、どちらのステーションから出発しても所要時間に大きな差はありませんが、交通状況や道路の混雑具合は時間帯によって変化します。このように、複数のステーションを把握しておくことで、より柔軟な計画を立てることができ、スムーズな観光を実現することが可能です。
難波田城公園・水子貝塚へのアクセス
東武東上線みずほ台駅周辺のタイムズカーシェアを利用すれば、難波田城公園や水子貝塚公園へスムーズにアクセスできます。
駅から難波田城公園まではおよそ15分で到着でき、カーナビを使えば道に迷う心配もありません。一部道幅が狭い箇所もありますが、おおむね安心して運転できるでしょう。
もちろん、車以外にもバスを利用してアクセスすることも可能です。公共交通機関を利用する場合は、東武東上線志木駅東口から「ららぽーと富士見行き」の東武バスに乗り、「難波田城公園南口」または「興禅寺入口」で下車すると、徒歩数分で公園に到着します。
また、鶴瀬駅東口からは市内循環バス「ふれあい号」が利用でき、「難波田城公園」で下車すると目の前です。このほか、大宮駅西口から「ららぽーと富士見行き」の西武バスを利用すると、「富士見高校入口」下車から徒歩でアクセスする方法もあります。
いずれにしても、複数のアクセス方法を把握しておくことで、より柔軟な計画を立てることができます。お出かけ前に各バス会社の公式サイトで最新の時刻表を確認しておくと安心です。

予約は4時間がおすすめ
タイムズカーシェアを利用して難波田城公園や水子貝塚公園を訪れる場合、予約時間は4時間を目安に設定するのがおすすめです。なぜなら、この時間設定は、主要な観光スポットを無理なく巡るのにちょうど良い時間だからです。
例えば、難波田城公園では、復元された城郭や資料館をじっくり見て回るのに約1時間かかります。
また、水子貝塚公園では、復元された竪穴住居や資料館の展示を鑑賞するのに、こちらも約1時間は見ておきたいところです。
加えて、両公園の間に位置するユニークな水宮神社に20分ほど立ち寄る時間も確保できます。
これらの観光に加え、移動時間や駐車に要する時間、万が一の渋滞なども考慮すると、4時間という予約時間は精神的な余裕にも繋がります。予約時間が短すぎると、せっかくの観光を急いでしまったり、時間を気にして十分に楽しめなかったりする可能性があります。
そのため、慌てずに各スポットを満喫し、余裕をもって車を返却するためにも、4時間程度の予約は非常に有効な選択と言えるでしょう。
タイムズカーシェア 4時間利用(安心補償付き)の料金
- ベーシッククラス: 4,070円
- 内訳:時間料金 3,520円 + 安心補償 550円
- ミドルクラス: 5,830円
- 内訳:時間料金 5,280円 + 安心補償 550円
難波田城公園と水子貝塚観光のポイント
戦国の世を学ぶ難波田城公園(海抜6.4m)
難波田城公園は、かつて埼玉県富士見市に存在した平城、難波田城の城館跡を整備した歴史公園です。難波田城は、鎌倉時代から戦国時代末期にかけて、武蔵七党村山党の一流である難波田氏の居城として栄え、その後、北条氏の支城として大規模に改修されました。しかし、1590年の北条氏滅亡とともに廃城となり、その長い歴史に幕を閉じました。
園内は大きく二つのゾーンに分かれており、東側は当時の城の姿が復元された「城跡ゾーン」、西側は市内に建てられていた古民家を移築復元した「古民家ゾーン」となっています。
城跡ゾーンでは、水堀や土塁が当時の姿を再現しており、戦国時代の堅固な防御施設を肌で感じることができます。水堀に植えられた睡蓮などの湿性植物は、四季折々の美しい景観を作り出しています。
一方、古民家ゾーンでは、明治時代初期の古民家や長屋門、穀蔵などが復元されており、昔の農村風景を体験できます。
ただし、現在復元されているのは、広大な難波田城のほんの一部に過ぎません。公園の周囲にはすでに民家が建ち並んでいるため、城全体の規模を想像するのは難しいかもしれません。そこで役立つのが、敷地中央にある難波田城資料館です。
資料館には、発掘調査で出土した遺物や詳細なジオラマが展示されており、これらをじっくり見学することで、往時の難波田城がどれほど広大で堅固な城だったのか、その全体像を立体的にイメージすることができます。
このように、難波田城公園は単に歴史的な遺構を復元しただけでなく、当時の人々の暮らしぶりや文化にも触れることができる、学びの多い場所です。入園料は無料なので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。
このように、難波田城公園は単に歴史的な遺構を復元しただけでなく、当時の人々の暮らしぶりや文化にも触れることができる、学びの多い場所です。入園料は無料なので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。






水子貝塚公園と縄文海進(海抜18.6m)
水子貝塚公園は、縄文時代の暮らしを今に伝える貴重な史跡であり、特に縄文時代前期に起きた「縄文海進」を理解する上で重要な場所です。
縄文海進とは、今から約6000年から5000年前にかけて地球温暖化によって海水面が上昇した現象で、海が内陸深くに入り込み、水子貝塚公園がある場所もかつては海の入り江に面していました。
この環境の変化は、当時の人々の暮らしに大きな影響を与えました。海に面した場所では居住地が水没し、内陸への移動を余儀なくされましたが、一方で豊かな漁場が形成され、食料の調達方法も変化したのです。
水子貝塚のような貝塚からは、シジミなどの淡水魚やサケ、マスなどの魚介類、ドングリやクリといった木の実、そして鹿や猪などの肉を食べていた痕跡が見つかっており、当時の食生活を知る貴重な手がかりとなっています。
また、水子貝塚から出土した身長約140cmの女性人骨は、推定30歳くらいで亡くなったとされています。現代の感覚では若くして亡くなったように感じられますが、当時の縄文人の平均寿命は男性が31.1歳、女性が31.3歳と推定されており、彼女は平均的な寿命を生きていたことになります。このことから、縄文時代の人々が厳しい自然環境の中でどのように生きていたかをうかがい知ることができます。
水子貝塚公園では、復元された竪穴住居や発掘された貝層を通して、当時の人々の生活を肌で感じることができます。入園無料なので、お金をかけずに縄文時代の歴史と環境の変化について学びを深めることが可能です。






意外?埼玉はかつて海があった

映画『翔んで埼玉』シリーズでは、埼玉県が「海なし県」としてユーモラスに描かれています。続編では滋賀県も同様の立場で登場し、琵琶湖という日本一大きな湖があっても海がないという共通点が強調されていました。しかし、現代の埼玉からは想像もつかないかもしれませんが、実は過去には海があったのです。
これは、約6000年から5000年前の縄文時代前期に起きた「縄文海進」の影響によるものです。自然な地球温暖化によって海水面が上昇し、海が内陸深くに入り込みました。その結果、現在の埼玉県も広大な海の入り江に面しており、現在の熊谷市や川越市、さいたま市、そして富士見市などが海に接していたのです。
この事実は、今回訪れる水子貝塚をはじめとする、県内に数多く残る貝塚や遺跡から明らかになっています。これらの貝塚からは、淡水性の貝だけでなく、ハマグリなどの海水性の貝も出土しており、当時の埼玉が豊かな海の恵みを受けていたことがわかります。
このように、現代の埼玉からは想像もつかないような、過去の姿を知ることは、非常に興味深い体験です。映画の「海なし県」という設定は現代の埼玉を指すものですが、かつては海の恩恵を受けていた歴史を知ると、また違った視点で地域を見つめ直すことができるのではないでしょうか。

ユニークなカエルがいる水宮神社(海抜14.4m)

難波田城公園と水子貝塚公園を巡った後、立ち寄りたいのが、両公園のほぼ中間に位置する水宮神社です。この神社は「水の神様」を祀る由緒ある神社ですが、一歩足を踏み入れると、そのユニークな「カエル」の像に驚くことでしょう。
境内のあちこちに大小さまざまなカエルの像が置かれており、その愛らしい姿は訪れる人の心を和ませます。なぜカエルなのかというと、古来より「無事帰る」「若返る」「お金が返る」「福が返る」など、縁起の良い言葉にかけられているからです。
また、昔はカエルが害虫を食べてくれることから「田んぼの神様」としても崇められていました。ここでは、狛犬の代わりに「狛蛙」が鎮座しており、カエルの口からおみくじを引くといったユニークな仕掛けもあります。
健康長寿や安産にご利益があると言われる御神木や、清らかな御神水も湧き出ており、様々なパワースポットを巡りながら、心も体もリフレッシュできるでしょう。
*オーブが映った中古車の車祓いを水宮神社で受ける


2040年海面60m上昇説を解説
2040年までに海面が60メートル上昇するという説は、一般的な科学的予測とは一線を画す特異な主張です。
この説は、新型コロナウイルスが流行した時期に登場した「2040さん」という人物が提唱しており、その原因は地球の地軸がずれる「ポールシフト」にあるとされています。詳しくは「2040さんって誰、何者?2040年に海面が60m上昇した場合どこに行けばよいのか?」をご覧ください。
このポールシフト説は、かつて経営指導の神様と呼ばれた船井幸雄氏も言及していたことで知られており、地球の歴史上、過去に何度も起こってきた自然現象だとも語られていました。
通常、地球温暖化による海面上昇は、数メートル単位でゆっくりと進行すると考えられています。しかし、この説が主張する60メートルという急激な変化は、まるで映画『日本沈没』のように、私たちの生活を一変させるほどの影響を及ぼしかねません。
たとえば、海抜18.6メートルの水子貝塚公園も、この説が現実となれば水没してしまう計算になります。
東京都豊島区にあるサンシャイン60ビルは海抜は30メートルに建てられています。海面が60メートル上昇すると、サンシャイン60ビルの10階部分まで水没するとAiは回答しています。
もちろん、この説には科学的な根拠はほとんどありません。しかし、ただの都市伝説として片付けるのではなく、過去の地球で実際に起きた縄文海進のような自然な海面上昇の歴史を振り返り、現在の地球環境を考えるきっかけとして捉えることもできます。
また、2040さんはこの海面上昇を「地球ゲーム」の設定であり、混乱を避けるためにDSにより仕組まれたのが武漢発の新型コ〇ナやmRNA注射による人減らしであるとも語っています。
お金をかけず歴史と自然を満喫
埼玉県富士見市にある難波田城公園と水子貝塚公園は、週末に家計を気にせず歴史と自然を楽しむのに最適なスポットです。
これらの施設は、いずれも入園料や駐車場代が無料であるため、お金をかけずに充実した時間を過ごすことができます。
例えば、難波田城公園では、戦国時代の城跡を復元したゾーンや、古民家が移築されたゾーンを自由に散策できます。園内には資料館もあり、地域の歴史や文化を深く学べますが、こちらも無料です。
一方で、水子貝塚公園は、縄文時代の集落を再現した広大な敷地を誇り、復元された竪穴住居を見学したり、貝塚の歴史に触れたりすることができます。こちらも入園料はかかりません。
さらに、二つの公園の間に位置する水宮神社も、ユニークなカエルの像や狛蛙など、見どころが多く、お参りするだけでも楽しめます。
このように、電車賃とタイムズカーシェアの利用料以外に費用がかからないため、お金を気にすることなく、歴史のロマンに浸り、豊かな自然の中でリフレッシュすることができます。
遠出しなくても、身近な場所でこれだけの歴史と文化に触れられるのは、非常に大きな魅力と言えるでしょう。
タイムズカーシェアで巡る難波田城公園・水子貝塚の魅力
- タイムズカーシェアは駅から離れた難波田城公園や水子貝塚公園へのアクセスに便利
- スマホ一つで予約から返却まででき、24時間利用可能
- 利用時間に応じた料金システムで、短時間のお出かけでも経済的
- 週末は人気の車種やステーションが埋まるため早めの予約が推奨される
- みずほ台駅東口と西口のステーションが利用でき、状況に応じて使い分けられる
- 難波田城公園への所要時間はおよそ15分程度
- 予約時間は4時間程度が、各スポットを巡るのに余裕がある
- 難波田城公園は復元された城跡と古民家が楽しめる無料の歴史公園
- 難波田城の全体像は資料館のジオラマで把握できる
- 水子貝塚公園は縄文時代の暮らしを伝える国の史跡
- 縄文海進により、かつて埼玉は海に面していた
- 映画『翔んで埼玉』で描かれた「海なし県」の意外な歴史を知ることができる
- 水子貝塚公園と難波田城公園の間にユニークなカエルがいる水宮神社がある
- 水宮神社のカエルは「無事帰る」「若返る」などの縁起を担いでいる
- 2040年海面60m上昇説は科学的根拠が薄いが、環境を考えるきっかけになる