Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル) A1637N1モバイルバッテリーは、充電器とケーブルを一体化した画期的な製品です。
この記事では、多くのガジェットブロガーがイチオシするこの製品の購入の目的や、製品のメリット、デメリット、使い方を徹底的に解説します。
1台3役の便利さや、ケーブル忘れから解放されるメリット、さらには災害時にも安心のパワフルなスペック、パススルー充電の便利な機能について詳しくご紹介します。
また、充電ができない原因や、実際に使ってわかったサイズと重さ、知っておきたいデメリットや持ち運ぶときの注意点もお伝えします。
防災用品としての活用法や、どんな人におすすめできるのか、そして最後に後悔しない選び方についてまとめますので、ぜひ参考にしてください。
この記事のポイント
- 1台3役の製品が持つメリット・デメリット
- 災害時に役立つ理由と活用法
- ケーブル忘れの心配がなくなる便利さ
- 実際の使用感、サイズや重さ、充電できる機器について
Anker 10000mAh 3in1 レビュー:製品のメリット

1台3役の便利機能をレビュー
Ankerの10000mAh 3in1モバイルバッテリーは、文字通り「1台で3役」をこなす画期的な製品です。
この1台3役とは、モバイルバッテリー、USB急速充電器、そして充電ケーブルの3つの機能を指します。
多くの人は、外出時にスマートフォンやタブレットを充電するため、モバイルバッテリーと、コンセントから充電するためのUSB充電器、そしてそれぞれの機器に合わせた充電ケーブルを別々に持ち歩くのが一般的です。
しかし、この製品であれば、それらすべてを一つにまとめることができます。
例えば、外出先でスマホのバッテリーが切れたとき、ケーブルを別に持ち歩く必要がなく、内蔵されたケーブル(LightningまたはUSB-C)をそのまま接続して充電できます。
購入時にどちらかを選択する必要がありますが、変換アダプターを使えば両方に対応できます。
これは、普段から荷物を少しでも減らしたいと考える人にとって、大きなメリットとなるでしょう。
ただ単に複数の機能を統合しただけでなく、それぞれの機能が独立して高い性能を発揮することも、この製品の大きな強みです。

ケーブル忘れの救世主!メリットを解説
このAnkerのモバイルバッテリーの最大のメリットは、何と言っても「ケーブル忘れ」から解放されることです。
多くのモバイルバッテリーには、本体を充電するためのケーブルしか付属しておらず、スマホやイヤホンを充電するためのケーブルは別途用意し、持ち運ぶ必要があります。
しかし、この製品にはUSB-CかLightningのいずれかの出力ケーブルが内蔵されているため、購入したモデルに合わせて追加でケーブルを持ち歩く必要がありません。
例えば、急な出張や旅行の際、荷造りの段階で「充電器とケーブル、どっちも入れたかな?」と心配になることがなくなります。
また、パススルー充電にも対応しているため、モバイルバッテリーをコンセントに挿しながら、同時にスマホも充電できるという利便性も持ち合わせています。
このように、ケーブルを内蔵することで、充電環境を大幅にシンプルにし、より手軽に安心して持ち運べるようになったと言えるでしょう。
災害時も安心のパワフルスペック
Anker 10000mAh 3in1モバイルバッテリーは、その容量と機能性から、災害時の備えとしても非常に心強い存在です。
現在の私が持つスマートフォンOPPO Reno10 Pro 5Gのバッテリー容量は、公称値:4600mAhです。
この製品のバッテリー容量は10000mAhあるため、スマホであれば約2回満充電にすることが可能です。
これは、停電が発生し、電力が復旧するまでの間に、安否確認や情報収集に必要な通信手段を確保する上で非常に重要なポイントです。
また、これまでのモバイルバッテリーは、充電器やケーブルが別々のため、いざというときにどこに置いたかわからなくなるという問題がありました。
しかし、本製品はすべてが一体化しているため、すぐに取り出して使用できます。
このように考えると、単なる日常使いの便利グッズとしてだけでなく、もしもの時のための防災用品リストに加える価値も十分にあると言えます。
その中で、複数の機能を兼ね備えているからこそ、1つ持っておくだけで安心感が格段に向上するでしょう。
パススルー充電でさらに便利に

多くの人がモバイルバッテリーの充電と、スマホの充電を同時に行いたいと考えますが、それが可能なのが「パススルー充電」という機能です。
このAnkerの3in1モバイルバッテリーは、そのパススルー充電に対応しています。
これは、モバイルバッテリー本体をコンセントに接続して充電しながら、同時に内蔵ケーブルを使ってスマートフォンなどの機器を充電できるというものです。
たとえば、寝る前にスマホとモバイルバッテリー両方の充電が必要な場合、通常はコンセントが2つ必要になったり、片方の充電が終わるまで待つ必要があったりします。
しかし、パススルー充電機能があれば、コンセントを1つしか使わずに、両方を同時に満充電にすることが可能です。
これは、コンセントの数が限られているホテルや、出張先のカフェなどで特に役立つでしょう。
単純に充電の待ち時間を短縮できるだけでなく、持ち運ぶアダプターやケーブルの数を減らすことにも繋がります。
この機能があるかないかで、日常の充電習慣が大きく変わると言えるでしょう。
これが充電できない原因かも?
Ankerの3in1モバイルバッテリーは非常に便利ですが、稀に「充電ができない」と感じることがあるかもしれません。
このような場合、いくつかの原因が考えられます。
最も多いのが、ケーブルやポートの接続不良です。内蔵されているケーブルや本体のUSBポートが奥までしっかりと差し込まれていないと、充電が開始されないことがあります。
また、使用している機器との相性問題で、一時的に充電が不安定になることも考えられます。
もし、ケーブルを再接続しても充電が始まらない場合は、バッテリー本体の故障や、使用している機器側の問題も疑ってみるべきです。
さらに、バッテリーの過放電も充電できない原因となることがあります。長期間使用せず、バッテリー残量が完全にゼロになった状態が続くと、一時的に充電を受け付けなくなることがあります。
このような場合は、少し時間をおいてから再度試してみるか、別のケーブルや充電器で本体を充電してみると良いでしょう。
あくまでも一般的なトラブルシューティングですが、困ったときに役立つ知識と言えます。
実際に使ってわかったサイズと重さ
このAnker 10000mAh 3in1モバイルバッテリーは、非常に多機能で便利ですが、その分、サイズと重さについては事前に把握しておくべきです。
多くのモバイルバッテリーが薄型で軽量化されている中、本製品は充電器機能とケーブルを内蔵しているため、一般的なモバイルバッテリーよりも少し厚みと重さがあります。
公式サイトに記載されているスペックはあくまで数字ですが、実際に手に取ってみると「ずっしり」とした重みを感じるかもしれません。
ただし、持ち運ぶのはこれ1台で済むため、モバイルバッテリーと充電器、さらにケーブルをそれぞれ持ち運ぶ総重量と比べると、むしろ軽量になる可能性もあります。
たとえば、普段から荷物をコンパクトにまとめたい人にとっては、この「1台で完結する」という利便性が、多少の重さを上回る大きなメリットになるでしょう。
このように考えると、単体での重さだけでなく、トータルの持ち運びやすさを考慮することが重要です。
この製品を選ぶ際は、ご自身の持ち運びスタイルに合うかどうかを検討することをお勧めします。
Anker 10000mAh 3in1 レビュー:デメリットと使い方
知っておきたいデメリットを解説
Ankerの10000mAh 3in1モバイルバッテリーは非常に便利ですが、いくつかのデメリットも存在します。
まず、最大の懸念点はその「価格」です。
通常のモバイルバッテリーと比べると、充電器やケーブルが一体になっている分、価格は高めに設定されています。
そのため、もしあなたがすでにモバイルバッテリーや充電器を複数持っているのであれば、新たに購入するメリットを感じにくいかもしれません。
また、一体型であるがゆえの弱点もあります。
例えば、内蔵ケーブルが断線してしまった場合、ケーブル部分だけを交換することはできず、製品全体を修理に出すか、買い替えを検討しなければなりません。
一方で、通常のモバイルバッテリーであれば、ケーブルだけを買い替えれば済みます。
このように、利便性の高さと引き換えに、耐久性やコスト面で考慮すべき点があるのは事実です。これらの点を理解した上で、自分の使い方に合っているかどうかを判断することが重要です。
使い方と充電方法を徹底解説
このAnker 10000mAh 3in1モバイルバッテリーは、使い方が非常にシンプルです。
まず、モバイルバッテリーとして使う場合は、内蔵されているLightningケーブルやUSB-Cケーブルをそのままスマートフォンに接続するだけです。
本体の側面にあるボタンを押すと充電が開始されます。また、もし友人の機器など、内蔵ケーブルと異なる端子のものを充電したい場合は、本体に備わっているUSB-Cポートを使えば、手持ちのケーブルを接続して充電することも可能です。
次に、本体を充電する方法ですが、これはコンセントに直接挿すだけです。この製品にはACプラグが内蔵されているので、別途アダプターを用意する必要がありません。
このとき、前述の通り、スマホも一緒に充電したい場合は、パススルー充電を利用できます。このように、使い方や充電方法がとてもわかりやすいので、機械が苦手な方でも安心して使い始めることができるでしょう。
例えば、私が愛用しているOPPO Reno10 Pro 5Gの場合、付属のアダプターが80W・28分急速充電に対応しているため、内蔵ケーブルでの充電はそれに比べると速度は劣りますが、外出先での充電としては十分納得できるスピードです。
また、自転車の防犯ブザーには、内蔵ケーブルでは充電できなかったのですが、本体のUSB-Cポートを使って別途ケーブルを接続すれば充電が可能になりました。
さらに、バッテリーの消耗が激しいと評判のソニーのミラーレス一眼カメラα7Ⅱにも、本体のUSB-Cポートに別途マイクロUSBケーブルを用意することで接続し、充電することができました。

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*他のケーブルと区別できるように赤いケーブルを購入する。
*自転車の防犯ブザーはタイプCなのでマイクロ タイプBにタイプC変換アダプタをかぶせ接続。本体のタイプCケーブルでは充電中の青ランプが点灯しなかったがこの方法で解決!
【防犯ブザーはこちらの記事を参照してください。】


持ち運ぶときの注意点
Ankerの10000mAh 3in1モバイルバッテリーを安全に使うためには、持ち運ぶ際の注意点を知っておく必要があります。
これは製品の性質上、特に重要なポイントです。まず、内蔵されたACプラグは折り畳み式ですが、ポーチやケースに入れて持ち運ぶことをおすすめします。
カバンの中で他のものと接触することで、プラグや本体に傷がつくのを防ぐことができます。
特に、鍵や硬いものと一緒にすると、思わぬ損傷の原因となりかねません。
また、飛行機に乗る場合は、リチウムイオンバッテリーの持ち込みルールに従わなければなりません。
ほとんどのモバイルバッテリーは機内持ち込み手荷物として認められていますが、預け入れ荷物に入れることはできません。
ANAやJALなどの国内線では、100Wh以下であれば、特に個数制限なく機内に持ち込むことが可能です。
本製品は10000mAh(37Wh)なので、この制限をクリアしており安心して持ち込めます。
さらに、100Whを超え160Wh以下のものは2個まで、160Wh以上のモバイルバッテリーは持ち込みも預け入れも禁止されています。
このように、通常のモバイルバッテリーとは異なる特徴があるため、持ち運びの際には少しだけ注意を払うことが、製品を長持ちさせることにも繋がります。
防災用品としての活用法
Anker 10000mAh 3in1モバイルバッテリーは、日々の便利さを提供するだけでなく、いざという時の防災用品としても非常に有効です。
大規模な災害が発生し、停電が長期化した場合、連絡手段であるスマートフォンの充電は、安否確認や情報収集のために不可欠なものです。
しかし、停電下ではコンセントからの充電ができません。このモバイルバッテリーは10000mAhという大容量を誇るため、スマートフォンを約2回満充電できる能力を持っています。
これは、連絡が取れない不安な時間を少しでも減らす上で、非常に大きな安心感を与えてくれます。
また、充電器とケーブルが一体となっているため、災害時に焦って「充電器が見つからない」「ケーブルがどこに行ったかわからない」といった事態を避けることができます。
加えて、本製品はコンセントに直接挿して充電できるため、AC電源が復旧すればすぐに本体を再充電できるというメリットもあります。
多くの家庭で災害用グッズを用意していると思いますが、この製品を一つ加えておくだけで、通信手段を確保する備えが格段に強化されるでしょう。
こんな人におすすめする理由
このAnker 10000mAh 3in1モバイルバッテリーは、特に「忘れ物が多い人」や「荷物を最小限にしたい人」に強くおすすめします。
普段からモバイルバッテリー、充電器、ケーブルを別々に持ち運んでいると、どれか一つを忘れてしまうという経験は誰にでもあるものです。
しかし、本製品はモバイルバッテリー本体に充電器とケーブルが内蔵されているため、これ一つだけ持ち出せば充電に関するすべてのニーズが満たされます。
たとえば、仕事で外出が多く、様々な場所で充電する機会が多いビジネスパーソンには最適でしょう。
また、旅行や出張で荷物をコンパクトにまとめたい人にとっても、充電関連の荷物がこれ一つで済むのは大きなメリットです。
加えて、防災意識が高く、いざという時の備えをしっかりしておきたいと考える人にも、その多機能性と信頼性の高さから、心強い味方になってくれるはずです。
まとめ:後悔しない選び方とは
Anker 10000mAh 3in1モバイルバッテリーは、非常に優れた製品であることは間違いありません。
しかし、後悔しないためには、いくつかのポイントを理解した上で選ぶことが大切です。
まず、その最大のメリットである「1台3役」の機能が、本当に自分にとって必要かどうかを考えることです。
すでに複数の充電器やケーブルを持っていて、それらを有効活用したい場合は、一体型である必要はないかもしれません。
一方で、毎回のようにケーブルを忘れてしまう、荷物を少しでも軽くしたい、という悩みを持つ人には、まさに最適なソリューションとなるでしょう。
次に、サイズと重さも重要な要素です。軽量・薄型のモバイルバッテリーを求めているのであれば、本製品は少し大きく重く感じるかもしれません。
しかし、モバイルバッテリーと充電器、両方を持ち運ぶことを考えれば、トータルの荷物は軽くなる可能性があります。
また、頻繁に外出せず、時々外出時に使うという方は、よりコンパクトな「Anker Power Bank (PowerCore Fusion 5000)A1636N11 (ブラック)」のような5000mAhモデルでも十分な場合があります。
このように、自身のライフスタイルや持ち運び習慣、そして予算と照らし合わせて検討することが、後悔しない選び方につながります。

アンカー 10000mAh 3in1 レビューの総括
- モバイルバッテリー、充電器、ケーブルが一体化した1台3役の製品
- USB-CとLightningの2種類の出力ケーブルを選択可能
- 追加でケーブルを持ち運ぶ必要がない
- パススルー充電に対応している
- モバイルバッテリーをコンセントに挿しながらスマホも充電できる
- 10000mAhの大容量でスマホを約2回満充電可能
- 災害時の防災用品としても心強い
- 価格が通常のモバイルバッテリーより高め
- 内蔵ケーブルが断線した場合、ケーブルだけの交換はできない
- 本体は一般的なモバイルバッテリーより少し厚みと重さがある
- 内蔵ACプラグは折り畳み式
- 自転車の防犯ブザーなど、一部の機器は内蔵ケーブルで充電できない場合がある
- 本体のUSB-Cポートを使えば、別のケーブルで様々な機器を充電可能
- 飛行機に持ち込む際は機内持ち込み手荷物にする必要がある
- 航空会社の規定(100Wh以下)を満たしているため、安心して持ち込める